第167話 天王山越え

2008年08月11日 13時36分21秒 | 子育て・「おママごと」

7月末日、もしかしたらもしかするかもしれない。
どきどき迎えた31日夕刻、働き始めて1ヶ月、私も息子も無遅刻無欠勤を達成。
これはすごいことだと息子自慢したくなる。
会う人、会う人に息子の偉業を語った。

だが、その内幕は1週間の疲れが出るのだろう毎週末の発熱。
それでも復帰後すぐに休む訳にはいかぬという親の思いを感じ取り、
月曜日には何とか回復するというギリギリの登園生活だった。
息子の頑張りをありがたいと思いながら、
できることならお盆休みまでもってくれと欲が出た。
とたん、息子の体調不良が週末を越えた。

先週始め息子の体に不調を感じるも打合せがあるからと、
体温37.5度以下という単純な健康法則に当てはめて登園決意。
悪化させてしまう。
水曜、木曜は2日連続でどうしても休めない・・・残業は必至である。
はずせない業務の前日。できることなら休みたくはない火曜、
急遽お休みを申請する決断に時間を要した。
私は甘え下手だと思っていたが撤回しなければならない。
職場の理解と同じ課のみなさんの支えがなければ勤めることができないのだ。
小さな子を持つ母の身でありながら働けること、
私の存在自体が甘えて成り立っていることを痛感する。
だからこそ、どうしてもこの日だけは勤め上げたい。

水曜、体温は37.5度以下となったがまだ息子は不調である。
承知で園に託す。そして、万一の場合は主人の携帯にとふる。
業務を終え帰宅すると22時をまわっていた。
そこで初めてお昼には園から主人に呼び出しがあったこと、
熱が40度を超えたことを知る。
ショックだった。こんな時だろうか働くママの心が大きく揺れる時は。
離れていた時間を埋めるよう看病する。
翌朝、熱は下がり息子もすっきりした様子。
でも刻々と病状は変化する。大事をとるべきだろう・・・

木曜、息子に今日一日乗り越えたら明日は1日ずっと一緒だからと登園。
この日、携帯は鳴らなかった。
私の仕事の都合で無理をさせたにもかかわらず、息子はよく頑張ってくれた。
安心したようにその夜からまた発熱。

職場の先輩ママ達に話すと、
不思議なことに子供はこういう時に限って体調を崩すものだとみんな口をそろえて。
復帰後控えていたこの二日、お盆までもってくれの願いの中に、
6日、7日、「この日だけは」のただならぬ思いがあった。
普段の優先順位が変わる時、小さな体で不思議なことに察知する。
はずせない予定と自身の楽しみを優先させる時は要注意らしい。
無理をさせた2日の埋め合わせにこの3日間は息子の奴隷。はい、喜んで♪


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