第1452話 憂うより聞くの難しさ

2017年01月30日 06時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

目に涙をためて 「もうママはいっつも俺の話をきいてくれない」 と

息子が言う。 それは、かつて私が母親に思い、放った言葉とまったく同じで・・・

母親はどうして子どもの話をきくことができないのか 振り返る。

 

息子いわく「え、なんて? もう一回言って」も多いらしい。

普通の顔をして立っているにもかかわらず、

心ここにあらず、な時間がかなりある ということ?

息子の言葉が届かぬほど 頭の中を占めている問答は何か・・・

それは、その時々に色々あるけれど、

これからどうしようか? 家事等の段取りを考えてたり、

息子の行動を見て、これからどうなるのだろうか? 心配したり、 

未来に思いをはせている時もあれば、

過去(といっても遠い昔の話ではなく過ぎ去った直近のこと)を引きずり、

職場等の悩みに悶々と浸っていたり。

 

今時ママは、ひとりでこなさなくてはならないもの多く、

たえず時間に追われ、情報に押しつぶされそうな子育て環境。

気持ちの切り替え下手も影響し、体より心がせわしなく、

子どもの話をきく余裕を失ってしまう。

未来に、過去に振り回され、今を生きることの難しさよ・・・

 

「早く起きなさい」「宿題しなさい」

息子の話は聞かないのに、

息子に聞いてもらおうだなんてそんな都合のいい話。

こちらの「勉強してほしい」もそろそろ聞いてもらいたい、

彼の話を聞いて 良好な親子関係を築きたいものである(笑)

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