第520話 女親の逆襲

2012年12月22日 11時58分11秒 | Weblog

弟夫婦に生まれた赤ちゃん。名前はAちゃんに。
弟そっくりで我が家の盛り上がりは半端ないのであるが、どこか遠慮してしまうのは・・・
それは、義理の妹が姓は変わっても気持ち実家籍だから・・・?
産後実家に戻る、は当然と言えば当然なのだが、
産前からその傾向は如実にあり、弟は毎晩、嫁の実家でご飯を食す生活。
産後この流れでいくと、ゆくゆくは奥様の実家に同居になるのではないか
と危惧するマスオさんっぷりである。
Aちゃんは私の両親ではなく、きっと義理の妹の両親になつくであろう。

私と亡き祖母の関係を見ると、私は母の母より、父の母との(心の)距離が近い。
これは、母の、長男の嫁としての成果の賜物だが、
ここ近年、嫁が、嫁の実家勢力(協力体制)がさらに強くなってきているのではないかと思われる。
結婚する私に友人が「嫁の実家に近いところに住んだ方がうまくいくよ」と言った。
友人のアドバイスは家意識の強い主人の却下によって叶わず、私は主人の実家近くに住んでいるが、
子供の病気、残業、休日出勤と夫婦2人だけで乗り越えるのは実質不可能で、
私は両親に助けを求める。
一緒に過ごす時間の長さから息子もやはり主人の両親より私の親との結びつきが強い。

手塩にかけて育てた娘が嫁に行く。
誕生を祝ったその瞬間から、よそ様に嫁ぐ娘を無償で育てていると言えなくもない。
私自身、大学卒業までの養育・進学費用の他、様々な習い事経費、四季折々の衣装代・・・
愛情のみならず、金銭的にもかなり投資してもらったが、今は嫁ぎ先の娘、である。
女親は虚しい?
自分の娘を育て上げ、嫁いでなお、他家の孫まで我が子の子として育てる。
姓を越えた無償のつながり。 女親はすごい!
私は男親。 孫も息子も嫁の実家に吸収されてしまうのか?!
このご時世、男親は虚しいになりかねない。
敵にまわすと手強い嫁とその実家、仲良くしたいものである。

追伸
嫁ぎ先ではなく、実家の墓に入りたいという声あり。いつまでも娘のままでいたい娘、急上昇中の模様。


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