第936話 白いクレヨン

2015年04月05日 12時18分00秒 | Weblog

お道具箱の中のクレヨン(箱)をあけると、今年度は ももいろ がない。

きくと、落とした らしい。

こうした不注意でなくなる色もあれば、

あお や だいだい など 好んで使い、なくなる色もある。

毎年、新年度に なくなった色を補充する形で 新しいクレヨンを購入するのだが、

歴代のクレヨンで いまだ 出番をずっと待っている色が しろ。

おうどいろ に、ねずみいろ、 右に進むに従って 使用頻度の低さは感じるものの、

しろ 程 ではない。

しろ は、使い始めと変わらぬ姿 (先がまっすぐ直線ライン) で 右端にいる。

まだ、クレヨンはいい方だ。 

さらに辛いのが、色鉛筆のしろ。

クレヨン の しろ ほど 威力なく、 

しろ を別売りに、子どもに人気の他の色を入れて欲しいような気もするのだが・・・

さすが、しろ。 しろ には、惨めさがない。

臆することなく、まっすぐ立ち、気高くもあるその姿が逆に目をひく。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第935話 手帳に予定を入... | トップ | 第937話 光と影 »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事