式の直前、シェービングに行く。
顔や背中の毛を剃るのだ。
「式は神前ですか? チャペルですか?」理容師がきく。
「チャペル式です」
「では、ウェディングドレスですね」
「お色直しで、着物は着るのですか?」
「着たかったんですけど、席をはずす時間が長くなるらしくて‥あきらめました(笑)」
「では、洋装のみで」
「はい、洋装のみです・・・が、何か?」
「ええ、和装と洋装では、襟足の剃り方が変わってくるんですよ。白無垢は清楚さを出すために後れ毛は残しませんし、洋装で後れ毛を切ってしまうと色気がなくなっておかしくなるので・・・1ヶ月前に前撮りされても・・・後れ毛を元の状態に戻すのは難しいでしょうね~」
ここに来て、そんな違いを言われても!
一体、誰が後れ毛のあるなしまで考えて、洋装和装を決める方がいるでしょう?
できることなら、結婚式は一度きり。学んだ時には、時すでに遅し。
じゃあ、今度は後れ毛が伸びるほど期間をあけます・・・なんて次回に活かせないのが結婚式。
バージンロードの長さが、披露宴会場の広さが、トレーン(ウエディングドレスの後ろに引きずったスカートの裾の部分)の長さを制限する。
そんなところまで考えて決めてないよ。きいてないよ。が、ざくざくあった(私の場合)
だから書きたい「為になる花嫁はブライダルプランナーシリーズ」?
結婚式は、最初、何もないフラットな状態。一から自分達の手でデザインしていく。
数ある中からひとつを選択していくことは大変な作業。
普段から、自分の好きははっきりしていた方がいい。
好きな色、好きな花、好きな形・・・これだけは譲れない!が明確な方がいい。
好きがすぐに見つかるとは限らないのだから。
マリアベールでバージンロードを歩きたい!
など、世の花嫁には憧れがあるそうだ。
私は自分の好きを見出せず優柔不断。最終的にドレス、髪型・ブーケ・ベール・メイク、すべてお任せ。
プロに任せるのは悪いことではないと思いながらも、
好きな人に囲まれ、好きなものに囲まれた花嫁の笑顔の素敵さを思ってしまう。
花嫁よ、大好きを抱け!
※11月3日は劇団キャラクター、カプチーヌのお誕生日。
少し遅くなっちゃったけど、カプチーヌ、2歳のお誕生日おめでとう。
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