自己評価は低いが、自己愛は強い。
無自覚だったふたりが
自覚するまでを追う
辻村深月著「傲慢と善良」
持って生まれたものから生じるもの
と思われる 架(かける・世慣れモテ男子)
と、生まれ育った環境が影響した
と思われる 真美(まみ・真面目でいい子)
悪く言えば、
自覚なき傲慢 と 悪意なき善良。
安易に対極カテゴリー分けすべきでない
けれど、例えるなら 陽キャと陰キャ。
婚活で知り合ったふたりが、
自分を知るということ。
相手を知るということ。
ふたりが 自分の意志で 下した決断。
架の台詞「いろいろあったけど、
よかったなって、思ってるよ」
読みながら自分に思いをはせる本作品。
(明日につづく)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます