第3667話 蹴りたい背中

2023年04月18日 08時00分00秒 | 読む(小説・物語)

さびしさは鳴る。

耳が痛くなるほど

高く澄んだ鈴の音で鳴り響いて、

胸を締めつけるから・・・

綿矢りさ著「蹴りたい背中」(冒頭)

 

学生時代あるある(共感シチュエーション)

から始まった物語が 進行とともに

私(常識)から かけ離れていく ww

不可解な、他人の「変」。

何が起こるというわけではないのだけれど、

確かめたくて ラストまで。

不可解な他者の「変」をみて

どこか 安堵する気持ち。

 

史上最年少19歳 芥川賞受賞!

(当時)ニュースになっていた「蹴りたい背中」


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