第92話 代表、出場、決定

2005年06月08日 22時56分42秒 | Weblog

友人のメールをきっかけに、
88、89、90といつも書こうとしてうまくいかなかったところに触れてみました。
お見苦しい文章にならぬよう心がけてはいるものの、幾度となく気持ちの泥沼にはまりこんでしまいました。
なかなかうまく自分の中にあるかなしみをとりだして、客観的に見るのは難しいですね。

こんな時は…逃げてみよう。
こんなこといいな、できたらいいな♪ サプライズ婦人。
あんな夢、こんな夢いっぱいあるけど~♪ 奥様バージョン。

だんな様、ここのところ元気がないような気がする。こんな時は?
オレンジをいっぱい、箱単位で購入(傷ありでもOK)。
部屋を閉め切って、100%生搾り。オレンジジュースをつくる。
とにかく搾る、搾る。ゼリーもつくれそう。作っとく?
ただいま~って、帰ってきたら、いっせいに部屋の扉をあける。
家、いっぱいにひろがるオレンジの香り!
で、だんな様、元気になること間違いなし!!
どうしたの?!すごい。いい香りだね。
オレンジジュース作ったんだ~。
な~んてできたらいいな~と自分用にオレンジを搾る。
搾った後、手に残るオレンジの香りが嬉しい。

まあ、待てど暮らせど、こんな機会はやってこないので、やってみることにしました。
第一回公演台本には、「オレンジを搾る」と入れました。
とーまちゃん、どうしてユダヤの話にオレンジなの?
ん? えっと、ユダヤ人迫害のお話できっと観てる人が辛い気持ちになると思うから…
最後、元気になって帰ってもらおうと思ってね。
とーまちゃんが、やりたいんでしょ~?
ん!
ですが、私のこの夢、演出上受け入れられませんでした。
オレンジの香りはお客様の想像力があるからと励まされました。
私は私の夢をみなさんに「説得する力」がなかったんですね。
でも、どうしても諦めきれず、だって、私、その為に働いて貯めたお金、かけたんだもん。
そう、どうしても諦めきれず、舞台の上で搾れないオレンジを、実は裏で搾りまくっていたんです。
はい、往生際の悪い女です。
そして、公演をご覧になられた方で想像力ではなく、嗅覚を使って感じていただけた方、
あなたはすごく鼻のきく方です!…これは褒め言葉にならないか…いえ、でも
嬉しいです。
最後、白いワンピースを着て登場するのですが、
クリーニングを出した後に見たその衣装にはオレンジの染みが残っていました。
頑固者の消えない思いか…
この染みが次回公演へのきっかけです。

私、ついに第二回公演を決意しました。
来たる10/9日曜、10祝日、場所はウィングフィールドで公演うちます!
今、決まっているのはそれだけです。追って、ご報告していきます。

お時間ございましたら、わたくしとご一緒に現実逃避していただけませんか?

※私が憧れているのは、
 昼、汗をかく仕事の後に、夜、親睦を深める会があるような日の朝、
 だんな様に余分にひとつシャツと靴下を持たせることができるような…そんな奥様。
 そんな奥様がやっぱり素敵だと思います。
 私に、できるかな、できるかな♪
 


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