その日、学校から
「今日は、まだ学校に来ていませんが?」
問い合わせがあった。
心臓が激しく脈打ち、鼓動が聞こえる。
「朝 いつも通り 家を出ていきましたが、
まだ到着していないということですか?!」
学校にいると思っていた息子が、いない。
携帯は?
家に置いたまま。
こんな時、どうすれば いいのか・・・
電車?
考えたくない。
駅のトイレ?
危険な目にあっていないか ざわつく。
どこを どう探せばいいか わからない。
気が気ではない中、
急遽 職場を休める状況になく、
「心配しています。
家に着いたら、連絡をください」
メッセージを残し、
動揺を抱えたまま 職場に向かう。
死にたいと思ったことがある。
俺なんかいなくなった方がいいんじゃないかと思う。
息子が そんなおそろしいことを考えていたことを
知った時も 心臓の音が聞こえたが、
あれから随分立って 不意に 今日?
息子の居所がわからない状況が こたえる。
学校の成績が、テストの結果が 何だと言うのだ。
とにかく 生きてさえいてくれたら それだけで!
職場に向かう電車内で。
果てしなく恐ろしい時を過ごす。
私の携帯が震える。
息子から・・・
とにかく無事に帰宅したことに心から感謝しつつ、
思春期の危うさに震える。(明日につづく)
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