(前話から)
息子・7歳。
冬の校庭に上着を忘れ、気づいた誰かが鉄棒にかけてくださっていた。
「あったよ」息子に伝え、着せてやると、「冷たい」と言う。
「そりゃ、そうだよ。ずっと寒い外に放置されていたんだから」と言う私に
息子が「冷たいのは、さみしかったからやで。ニコニコ笑顔の時は、あったかいで」
(息子のやさしさに、親バカさく裂)
そんな思い出話を読んでいると、
目の前で口答えしている息子に、あの頃の可愛かった小さな息子が重なって
怒りがわいてこない。
忘れていた息子とのやりとり、何気ない会話が、
時を経た今、再び私の心に響いて・・・
我が家に平和を、私の心に平穏をもたらした。
人は忘却の生き物。だからこそ、
時折、昔の写真を見たり、当時の日記を読んだり、あの頃を思い出すといい。
息子との思い出を読み返してから、思春期にしては、
良好な親子関係を築けているのでないかと自負している。
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