第70話 私の可愛い女

2005年05月08日 22時17分29秒 | Weblog

母と二人でフジテレビ「トリビアの泉」を見ていた時のこと。
ナレーション「笑ウせえるすまんの主人公、喪黒福造には人助けしかいない弟がいる…」
母「いない!」
私「へ? お母さん、これクイズ番組じゃないで。いるのはいるねんて、
  ここでみんな、へぇ~っていう番組やねんで~」
母「…へぇ~」
横文字に弱かったり、芸能スクープが世間より一周遅れだったり、
自転車をこぐのが信じられないくらい遅かったり、
母はその懸命さが一層笑いを誘う…おいしい女なのです。

母は長男の嫁。近くに住む父方の祖父は14年、寝たきりの生活でした。
言語障害の残る祖父の言葉を理解できたのは祖母と母だけでした。
祖父が亡くなった後、祖母が一番頼りにしているのは息子ではなく、母。
すごい女です。
50歳を過ぎての父の再就職、父はなかなか動き始めませんでした。
働く母を見かねて私は父に進言、そんな娘を母は父のいないところで諭します。
「あんたは何も心配しやんでいいから…口は出さんでいいの」
母は父に何もいいませんでした。夫婦の会話は娘の知るところではありませんが、
様子のおかしい父に母から「…仕事、辞めたら?」と勧めたのではないかと思っています。
尊敬すべきいい女なのです。
残念なことに私は父親似…なのです。

私のいつかはママになりたい願望は母によるところが大きい気がしてなりません。
私は母が、いやお母さんが、大好きだから…(文字にするとかなり恥ずかしいけど)
これほど子供から揺るぎなく愛されてしまう母という存在に私もなりたい!
私、お母さんに憧れてます。
お母さんは気づくといつも起きています。子供の頃は不思議だったし、
最近よく眠れないって、心配です。
お母さんが今の私を心配しているのに負けないくらい私もお母さんを想っています。

この大好き宣言、今宵告白したほうがいいのかな…プリントアウトする?
いや、これはかなり照れくさいぞ~突然すぎるかな~むぅ…
とりあえず気持ちUPしとこ~と。全国ネット?
よし、じゃあ意気地なしの婉曲カミングアウト、
大好きっていう意味の「ありがとう」言ってきます!

※題名、ワタシノカワイイヒト、と読んでいただければ幸いです。


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