第326話 かもめ食堂

2010年11月13日 07時07分43秒 | 観る(映画・ドラマ・アニメ・舞台)鑑賞

というわけ(第325話)で、観ると書くが同時にできなくて、
更新が控えめになっていたが、感想文(私が単に思ったことであまり内容はないよ)なら
書けるかなと。

舞台はフィンランドの都市、ヘルシンキでオープンした「かもめ食堂」を営むサチエさんが出会ったミドリさんとマサコさんとの交流を描く。
配役は順に、小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ・・・何か素敵なことが起こりそう。
かもめ食堂にはお客様がなかなかやってこないのであるが、
サチエさんはいつもテーブルをピカピカに磨いている。厨房も美しい。
画面からあふれ出る食堂の清潔感に癒される。

私が結婚式をあげたのは、ホテル阪急インターナショナル。
職場の方を呼ぶので、友人や職場の方が式をまだ式をあげていないところで、
交通の便がよく・・・といって選んだのがインターなのであるが、
私の決め手は、ここの「手入れの行き届いた感」だった。
私は煙草を吸わないのであれはなんといったらいいのか・・・
フロアにある灰皿(の中に入っている灰色の小さな砂みたいなもの)には
いつ行っても美しくホテルのマークが記されていた。
灰皿の中を見て決めるというのも可笑しな話だが、ここにまで!
のあの灰皿と教会の澄んだ空気が私の決め手となったことは確かだ。

3人の中であなたは誰かと問われると、私はミドリだ。
あのサチエさんが好きで好きでたまらず、きいてしまうところが私っぽい。

サチエさんが作る(フードスタイリスト・飯島奈美さんが作る)お料理が、また美しい。
包丁を入れた時のあの音にはうっとりしてしまった。
メインメニューのおにぎりに思わず手を伸ばしてしまいそうになり、
シナモンロールの香りを勝手に想像捻出してしまう。
あんな台所で、あんなごはんが作れる女性になりたい。憧れが目の前に登場した感。

繰り返し、繰り返し、きっかけを紡いで、お店が満席になった幸福感を勝手に味わい、
ヘルシンキにいきたくなる。
私も食堂、やってみたくなる。
お店の名前は何にしようかな・・・と勝手に膨らんでいく。
そんな映画だった。ね、本当に私の思ったことを書いてるでしょ。
こんな私のつたない文で、かもめ食堂、観てみようかなと思ってくださる方がいたら、嬉しい。
DVDのパッケージには、ハラゴシラエして歩くのだ、と。この一文も好き。


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