第4176話 アイネクライネナハトムジーク

2024年08月31日 10時00分00秒 | 読む(小説・物語)

誰か(の選択)が 誰かの人生(出会い)に

影響を及ぼしていく現実(奇跡)にハッとする

伊坂幸太郎著「アイネクライネナハトムジーク」

 

連作短編集。

一番好きを問われると、私は「ライトヘビー」。

 

物語の中に出てくる、斉藤さん。

百円を支払い、「今、こんな気持ちです」

「こんな状況です」と話をすると、

斉藤さんは無言で、うんうんとうなずき、

パソコンを叩く。するとそこから、(略)

一曲すべてではなく、ある箇所だけが流れる。

不思議なことに その歌詞やメロディが、

客の気分に妙にマッチしていて、

愉快な気持ちになる。

占いや助言とはまったく違うスタンス・・・

(いいなぁ、斉藤さんシステム)

 

「この子で良かった って

後で思えるような出会いが最高の出会い、

ってことだ」

後から 振り返った時に、わかること。


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