第178話 自戒

2008年10月26日 02時23分40秒 | 子育て・「おママごと」

復帰前、久しぶりに美容院に行こうと担当者を指名したところ退職されたとのこと。
自身の、また、顧客の人生の転機にそれぞれすれ違い2度と会えない
そんな1年の長さを短いと捉えるか、長いと捉えるかは人それぞれ。

私の育休は1年でしたが、復帰後の自身に即戦力外痛感でした。
周りで育児休暇が2年、3年の企業があるとききます。
復帰前は羨ましい長期休暇でしたが、復帰後、私の場合は1年で正解でした。
よき時代の流れの中、自身にそんな選択肢が拡がった場合を考えると、
3年あれば新入社員が育つほどの時の長さではないかと、
育児制度の優遇は待つ身の社員の士気の低下を招きはしないものかと、
受け入れてよいものか戸惑いもあります。
女性の身でありながらせっかく手に入れた権利に対し、
このような発言をしてよいものか反感におびえつつも、
同企業内再就職制度を設けている企業の公平性にひかれる気持ちも事実。

休業期間に対しては謙虚でも、一方で時間短縮勤務の充実は願います。
子供の1日は短い。
フルタイムで働くとどうしても子供に無理を強いる生活に。
通常保育時間内にお迎えに行けるといいなぁなどと贅沢な夢をみることも。
そして、パパの、日本全体の残業時間短縮勤務も同時に願っています。
少子化対策を女性の立場だけではなく、男性の、日本全体のものにまで
拡げられるといいなぁなどと一人勝手に少子化対策問答を心の中で繰り広げながら通勤。

明日出勤できるのかどうか・・・今日も出勤できてよかった・・・の毎日。
幼い子を持つ親として確約率の低い私が責任ある仕事ができているかどうか疑問。
権利の背景にある義務を思うとあまり大きなことは言えないのです。
子供がいるから当然とまひせぬ権利でありたいです。


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5 コメント

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メロンパンナちゃんへ (とーま由花)
2008-10-30 05:35:18
返信不要とのことでしたが、
今あふれる思いを、今伝えたくて、今。

もう昨日になるのかな
職場でメロンパンナちゃんの生き方が素敵だと
いう話をしておりました。

自らだした結論でありながら、折にふれては揺れています。
周りからの声、3歳児神話、そして
何より子供からの声をきくと、
長い目で見た家族の為にという理由など
ふっとぶくらい今一緒にいたいのでしょう。
今を生きる子供たち、その今の思いにこたえてやれないことに揺れます。
こんな思いをする働くママたちが多いであろうから、
息子を育てて、
我が息子の嫁になろう次世代の働くママたちに働くことへの罪悪感?なく働けるエールになればいいなと思っています。

女性が働くという制度が整いつつある中で、
意識改革がまだついていけていないところがあることを思いますし、
短時間勤務の充実や再就職への幅広い道がある社会になればいいのになと思います。

ロタの件、そうなんです。
うちは両親が高齢なので頼って体調を崩されてはいけないし、
働いていたりで同じ状況なので私が頼りたくなく、
主人はどうしても休めない時期なのでここは私一人
ロタになる覚悟でした。
それに・・・わかっているんです。
一番病気で辛いとき、ママの看護が一番心安らぐものであること。
休めないと言った主人の先手には不服ですが、
休まなければならないのは私だろうと。

夫婦2人だけの、ママだけの育児には限界があります。
頼みやすい両親に頼めればよいのですが、
距離的時間的年齢的様々な面からやはり頼れない。
やはり先延ばしにしていた決断として第三者機関も想定にいれなければならないんでしょうね
この続きをあの時間、あの場所から。またね。
返信する
一安心 (メロンパンナちゃん)
2008-10-29 23:25:43
貴重な時間を割いてのご返信ありがとうございます。

ロタじゃなくてよかったですね。一安心ですね。
昨年ノロに罹った我が家は大変でした。

深夜に娘が10回ぐらい吐く→ぐったり→私に感染。突然の吐き気で部屋に嘔吐。→お昼から泊り込みで駆けつけてくれたお姑さんが深夜に吐く・・・。

その感染力の強さと発症の速さにびっくりでした・・・。お、恐ろしい・・・。

働く・働かないの選択は、自身の納得の上であるか否かが大切だと思います。確かに今はとても大事な時期です(三子の魂百までと言いますし)。しかし「働きたかったのにぃ」とグチグチ思っていたのでは、いくら毎日一緒に過ごしても子どもにとって良いとは思えません。私は、自身で「今は働かずに子どもと一緒にいたい」と自らの意思で決定できたことが嬉しいのです(そう出来る環境を作ってくれている夫に心から感謝)。全く違う選択をした私たちですが、お互いの選択を大切にしたいものですね。

お忙しいことと思いますのでご返信はなさらずに、続きはまたあの時間にあの場所で・・・ということで。
では、お大事にしてください^^
返信する
Unknown (同じ課の私)
2008-10-29 05:51:38
自分自身立ち直る期間をおいて書き込みさせていただきます(笑)

課の中で育児休暇をとるのが初めての人となったワタシ…。
1年もの長き間、少人数の課に増員もなくたった二人でしのいだ男性陣。
そのおかげか、5時にはピーし、遅刻も多い私でも「いるだけマシ」状態の環境の中、嬉しい反面、寂しいこともありました。
嬉しいこと…私のために置いてくれていた2つの仕事。他にすることもなかったので、どれだけ丁寧に仕上げたことか!!(笑)
寂しいこと…明日出勤する確約のない私の手に戻らなかった、お金がらみ仕事、締切り厳守の仕事。
まあ、そのおかげで5時に心置きなく帰らせていただいたということで、助かってはいたのだけど、1年のブランク、私はかけもちしているのだ(決して両立ではない)という自分への戒め。

とーまちゃんが復帰された時はそれより人数がいたとはいえ、戻られてすぐにとんでもない状況になってしまいました。
彼はとーまちゃんがいてくれるおかげで心置きなく出張できるのだと思います。
ホントに、お帰りなさい!!

課のみんな、本当に必死でがんばっていて体、心、ひいては家庭に影響がないようただただ祈るばかりです。
ママであり、社会人であり、妻であり。時々は肩書きのない自分の時間も作ってお互いがんばりましょうね!!
返信する
メロンパンナちゃんへ (とーま由花)
2008-10-29 05:11:20
メロンパンナちゃんからのお手紙嬉しく、
また羨ましく拝見いたしました。

娘さんとの平日のお昼時間。
私にはない時間。
春に、秋に、お外遊び日和ですもんね。
素敵な時間。

メロンパンナちゃんの言葉に思い出す出来事がありました。
友人に私が職場復帰すると伝えると、
専業ママ、専業ママ希望者から
「そんなん子供がかわいそんやん。
小さいその時は、今しかないねんで。
長い人生の中でたった3年くらいのことやん。
成長を見れるのは、今しかないねんで」
どんなに どんなに 揺れたことか・・・
そして、復帰しました。
私自身の決断でありますが、
育児休暇後に復帰するという契約(約束事)も
あったことが幸いにも後押しになりました。
その期間限定の波に乗った出発でした。
やってみて、だめだった場合考えればいい。
息子のアトピー、肌の状態もどうなるかわかりません。
息子がストレスになって症状が悪化するようなことが
あれば、
私は復帰を断念せねばならない状況になることもあるかと。
とりあえず試して・・・みたのです。
女の人生、色々あります。
私は子供の頃から母が自身の両親、そして、父方の祖父の介護生活を見て育ってきました。
祖母も健在ですが、いずれ介護の日々が訪れるでしょう。
自分の意思で働くことができる期間の短さを見て
育ったのです。
だからでしょうか、女が働けるうちに働きたいと
息子を園に預ける選択肢がある中で
働ける可能性があるなら、働くことを試してみようと。
メロンパンナちゃんの決断も心にしみます。
でも、今働きにでることが私の決断です。

働く時期には差はありますが、
子育ての経験は仕事にいきます(勝手な実感として私の中にもささやかにあります)
いかさないと損です(笑)
「ながら」の仕事で周りに迷惑をかけることは
多々ありますが、
自身の経験をいかした携わりができればと思っています。
我が息子は、職場の方、同じ課の方々の協力まで得て
育てられている。
息子だけではなく、恥ずかしながらいまだ私も育てていただいています。
そんな気がします。

正しい答えなどなく、数ある選択肢の中から選んでゆく。
確かに大切な時期ではあるけれど、子育ては3年では終わらない一生ママである。
私だけではなく、園の、地域の、社会の人に愛されて息子は育っていく。
そう信じてやっていくのみです。
メロンパンナちゃんが保育園出身者で楽しい思い出しかないこと、
メロンパンナちゃん自身が素敵な女性に成長されていることを見て、
働くママでも素敵な子育てができるものと信ずることができますし。
園のお迎えに行った時、息子が懸命に遊んでいる様子を覗き見ると涙が出そうになります。
あたまをかきむしっている様子の時はもう我慢も限界だな・・・明日は今日より一刻でも早く迎えに来るねと思いながら。
「息子に早く会いたい」
私が仕事に集中できるわけです。

最後になりましたが、息子の自己主張のすごさを目の当たりにし、私からすると専業ママに脱帽です!
息子はただいまうんちがゆるゆるなものの、
元気です。ご安心下さい。
深夜うんち処理をした後にパソコンを立ち上げ返信。
炊飯器と洗濯機のスイッチを入れて、少し横になろうかなと。
できあがる頃にはまた激動の一日の開始です(笑)


返信する
私事で・・・ (メロンパンナちゃん)
2008-10-26 22:20:33
すみません。お久しぶりです。そしてお疲れさまです。

働いている・・・それは私にとってとても羨ましいことでした。そして結婚前、結婚後、妊娠中、出産後しばらくの間・・・とずっと働くことを考えていました。

最近、娘を一時保育に預けることが数回ありました。最初の時、娘は児童館と同じだと思ったらしく、走り回り喜んでいました。しかし、2,3回目と夫が連れて行った時は大泣き。4度目、預けるためではなく用事で一瞬寄るために、入り口に入っただけでも大泣き。その時「ここはママ・パパとバイバイする場所」と分かっているらしく、涙と鼻水でぐちゃぐちゃな顔で「バイバイ」。・・・。切な過ぎて言葉になりませんでした。その頃には児童館に行くためにエレベーターで上がろうとしただけでも泣くようになりました。5回目。私の都合での一時保育だったのですが、泣く娘を連れていく自信がなかったので夫に頼んだところ、「わーん!!」と泣きながら、保母さんに抱っこされに走って行ったとのこと。親が去った後はすぐに泣き止み、楽しく過ごし、おやつなどもペロッと食べているとはいえ、あの涙と叫びは・・・。

働くパパ・特にママは、毎日あんな想いをされているのかと思うと・・・何とも言い表せられないような感情・感覚になりますね。本当に、あの想いを抱えて働いてらっしゃるかと思うと、脱帽です。本当に頑張っておられるんですね、ママ。

最近児童館に行く回数が減りました。上記のことでずっとぐずぐずなのと、さすがに1年以上ほぼ毎日通っていたら、娘も(おもちゃに)飽きてきたみたいで(先生とのお遊戯はむしろ楽しんでいるんですが)。なので晴れの日は、二人で歌いながら自転車に乗り公園へ。雨の日は、長靴と傘をさしてぴっちゃんしています。
秋だからでしょうか。秋空の下、このような穏やかな毎日を送っていると「こういうのも結構いいなぁ」としみじみ思うようになりました。

いつか働こう。それは今じゃなくていい。

娘と毎日24時間一緒にいられるのは、長くてもあと2年もない。あの娘の涙と叫びを見ていたら、あともう少し娘との日々を過ごしていたくなりました。その分専門家としての実績は積めなくなりますが、働いていなくても出来ることはたくさんある。今の経験が、いつかどこかで活かせれば御の字。

ママさん。本当にお疲れさまです。子どもを預けて働かれている際、心も体も引き裂かれるような思いをされていることでしょう。私も保育所っ子でしたが、保育所の思い出は楽しかったことしか覚えていません。親が去って行って泣いたこと、迎えが遅くて悲しかったこと、不思議と、全く覚えてないんですよね。子どもってそんなものかもしれないですね。

徒然と書いていたら長くなってしましました。折に触れてブログを覗かせて頂くのですが、更新されていたら何だかお手紙を貰ったような感覚になり、とても嬉しくなります。なので、お手紙感覚で長々とコメントしてしまいました。すみません。
では寒い日が続きますので、お体ご自愛下さいね。では、また明日。

追伸:私のお姑さんに、「ほら、あの児童館の、あの子は元気か?」と、あなた様の宝物君のこと
を聞かれたので「元気です」とお伝えしました。また、夫に「歩いてたよ」と言いましたら、「あいたいなぁ」と申しておりました。また、機会がありましたら遊んでやって下さい。
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