運が良かったのかな?ガムで固着していただけだった。
と言っても結果的に分かったのだがね。
最初は分からないから、普通の錆と思って、軽く衝撃を与えながら、だましだまし
抜こうとした。
CRCやキャブクリーナーを吹き付けて、悪戦苦闘したがびくともしなかった。
ワイヤーに衝撃を与えるように、ガンガンと引っ張っていたのが、結果的には良く
なかったようだ。
結論から言うと、ガムが乾いた状態で固着していたのだ。
だから錆と違って、弾力性のある粘着力で固着していた訳だ。
つまり正解は、ゆっくりとした強い力で、じわじわと引っ張ることだったのだ。
で、すき間にキャブクリーナーを、もっと染み込ませようと考えた。これは少し動いた
ような気がしたからだが。
素晴らしいアイデアはこうだ。
1リットル入りのポットと、氷水入りのボウルを用意した。
もう分かったと思う、外側にウエスを厚めに巻いて熱湯を掛け、バルブの中には冷
水に浸したウエスを詰めた。
バルブにキャブクリーナーとCRCを両方かけて(どっちがいいか分からないので)
しばらくの間、熱湯を掛けたり、氷水のウエスを取り換えたりした。
外側が膨張し、内側のバルブが収縮して、すき間が出来、そこにケミカルが浸透して
いくのをイメージするわけだ。
うまくいった。相変わらずガンガン引っ張ろうとして、力を入れたところヌルット、かすか
に動いたような感じがしたのだ。
ピンと脳が反応したのだ、「そうか、ガムか!」で、ジワーッと力を入れたところ大成功
したという訳だ。
追加、バルブをキャブの内側からこじって動かすには、樫の木のような硬い木で、くさ
びのような物を作ろう。ドライバーは絶対に使わないようにしよう。