ファーストデリバリー、350エクスポートの全開テストです。
場所は空気の少し薄い、高低差のほとんどない、マッタイラな速度無制限の直線道です。
ポテトチップスの袋が、パンパンになります。メーカーさんも、このことを計算に入れて袋を
デザインすればいいのに。たとえばビーチボールになるとかね?。
自分のバイクなので、試乗記では辺なのでテストにしました。
1968年8月末日、晴れ。
発売のずっと前に予約をして、デストリビューターに最初に入荷した1台です。
法に触れる内容なので、42年前のことを記します。当時の私の体重は、ヌードで60キロです。
ドラッグレースではないので、クラッチをつないでから、いっきに全開にしました。
7000回転で、前輪がフワッと浮きます。30センチぐらいだっだと思います。タコメーターは
ダンパーが強いので、8000回転は回っていると思います。気にせずそのまま2速にシフト
アップすると前輪は、ふんわりとランディングします。4速で11000回転(多分150キロ)
ここまでは、首を少し屈めた程度で、ほとんど殿様乗りスタイルです。
で5速にシフトアップしても、そうとうにクロスしているようで、9500回転までしか下がりません。さすがにこれからは、タンクに伏せます。するとロードレーサーのように、4速と全く変わらない勢いで170キロまで加速します。
多分信じられないと思います。多分当時の初期型は、コストを度外視して、一日も早く発売することが優先されていたのだと思います。エンジンの組み立ては、熟練工が丁寧に組み立てたと思われます。
当時は「本田は初期型を買え」、と言われていましたから。つまり「当たりエンジン」が多かったのでしょう。
メーターは10キロぐらいは、少なめに見たほうがいいと思います。それと空気が薄いということは、空気抵抗も少なかったのだろうと思われます。