前回の投稿でスターレットの「いかさまミッション」が劇的に治ったと、報告した。
もう一度言うと、ネッツトヨタでミッションオイルを交換した時、注射器を持っていって
100cc添加して貰った。
ガコガコしていたミッションが、ほんの少しヌルットした感触に変化した。でもたいして
評価できるほどではなかった。そして2度目の添加では、100cc余っていたので、も
ったいないから、これを添加してやめにしようと思って再度ネッツトヨタにお願いした。
20kmほど走ったとき、劇的に「治った」のだ。トヨタがホンダCRXになった感じだった。
と言う訳で今度はビートに添加した。勿論あの注射器を持参して、ホンダカーズにお
願いした。
まったく効き目はなかった。3、4、5速のシンクロメッシュが全然作動していない感じだ。
薄焼き煎餅をかじったような「カリッ」という音がする。80kmを過ぎると、何をやっても
お手上げだ。
でもスターレットの2度目の劇的な効能を知っているので、5千キロ後に、もう一度試し
てみることにした。スターレットと同じ量100cc添加した(5%)。
50km走行までは全く効果がない。150kmで、もしかしたらこの感触がそうなのかな。
という、なんとなくしっとりした感触になった。でもまだクイックにシフトするとカリッとくる。
350km走行後、またしても劇的に改良された。「治った」。
ミッションのオーバーホールは、もう少し様子を見ることにした。
この劇的な効き目の元は、なんなんだろうか。
汚れなのかな?。2台とも2度目でやっと効果がでた。シンクロがだめになっていたの
であれば、こんなにみごとに快復するはずがない。いや、でもシンクロが治ったに違い
ないのだ。それしか考えられない。
しつこいが、私のクイックシフトとは、バイクとほぼ同じスピードでクラッチをつなぐ。
つまり、アクセルを戻してから、再びアクセルを吹かすまでの時間がバイクと同じと言う
ことだ。右足のつま先が、ほんの一瞬戻ったと思った瞬間にまたふかす。
フルスロットルの場合は半分しか戻さない。
だからクラッチペダルにはストッパーが付いている。空手の寸止めでは遅すぎる。
タップダンスのように、床に打ち付けて反動で戻すように、ストッパーにペダルを打ちつ
けて、その反動で反射的に戻す。
だからシフトレバーは、「熱いナイフでバターを切る」なんて言っている暇はない。
1速から2速でさえ、他のギアとおんなじで一瞬だ。