推測学部に「おかめ八目」学科を新設しようかな。
S字コーナーを真正面から見ていると、実に面白い。素人の私にも、うまい下手
が実によーく分かるのだ。
サーキットではS字を真正面から見える場所に陣取ろう。(真後ろからでも良い)
左から右に切り返すS字をイメージしてください。まずは頂点のライダー、モトGP
ライダーの切り返しは、メトロノームの1分に25回ぐらいの(専門用語が分からな
い)ように、フルバンクから大きく起き上がって、そのままフルバンクまでヘルメット
が大きな円を描く。
で、全日本の下位のライダーのヘルメットは、あまり大きく動かず、その代わりお
尻が左下から右下へひょこっと動いて終わってしまう。はたから見れば、実に無駄
のない動きに見える。(全日本にはいないかもね)
この差を分析してみた。
モトGPライダーの方は、タイヤがレコードラインをトレースしていた。
全日本の下位のライダーは、ヘルメットがレコードラインをトレースしていた。そして
タイヤはレコードラインから2mほど外側に振り出されていた。つまりクネクネとしたラ
インを描く。パイロンを一列に並べたスラロームに似ている。
ライダーは目で、レコードラインを真上からトレースしているので、不自然とは思はな
いのに違いない。
では何故こうなるのだろうか。これが推測学のすごい所だ。なんたって自分では絶
対に出来ないのだから。
モトGPライダーは「アテカジ」をほとんど使っていないのではないだろうか。
多分、外足のステップを思いっきりふんずけているように思える。トライアルの急斜面
を横切る時のステップのように、しっかりタイヤを地面に押し当てているのだろう。
下位のライダーは(何度も言ってすみません)というと、「アテカジ」でバイクを右から
左へ吹っ飛ばして、自分はほとんど動かずに、お尻だけを左から右へズルッと、動か
す。でも結構自分では大きな動きで移動していると思っているのかも。
もう一度言います。現在のレベルは、下位のライダーと言えども全日本の中にはいな
いかも。
ところで今月の30日、31日はもてぎで全日本スーパーバイクが行はれる。
是非、ビクトリーコーナーを真正面から見られる位置に陣取ろう。S字コーナーはかな
り遠いので、シャトルバスが走っているか確認しましょう。