前回のではシフトアップのスピードをイメージしにくいと思い、もう一度述べる。
誰でも3速から4速へは、かなり速くシフトアップできるはずだ。つまりアクセルを
いっぱいに開けてもトルク変動が少ないからだ。
それでは、これよりもっと速く、1速から2速にシフトアップしてみましょう。
シフトアップとは、スロットルペダルを戻してから、もう一度開けるまでの時間だ。
物凄い速さでギアチェンジする時間ではない。
ではこれまでのタイムロスの要因を挙げる。
まずクラッチだ。これまでは左足を物凄い勢いで蹴飛ばして、寸止め空手のけりの
要領で足を引き戻していた。この方法では、3ミリぐらい余計に踏んでしまっている。
これは往復で6ミリになる。
OHVエンジンを知っている人は、この左足はピストンより太いプッシュロッドであるこ
とを知っているはずだ。
つまりそう簡単には引き戻せない。これが致命的なタイムロスになっている。
ここでドカティのデスモのように強制的に引き戻そう。その方法とは、ストッパーにぶっ
つけた勢いで、タップダンスのように、引き戻す。つづく
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