ここでは事故の原因がなにかについては一切述べません。
まず、事故現場の状況を説明します。
その場所は、碓氷峠バイパスを高崎方面から上って行き、峠の頂上から1㎞
(すみません、目測です)ほど下った所にあります。
2016年に3度、バイクにて現場の下り坂をバスと同じ方向に下っています。
春にCB250EX、夏にC105、秋にTS250で下っています。
特にC105の時は、ポンコツC105が20台の編隊(変態?)で下っています。
それほどきつい下りではありません。
なにしろ50年前のポンコツカブで、すいすい下れるんですもの。
ではエンジンブレーキ(排気ブレーキを知っているのかな)について説明しま
す。
余りに初歩的なことなので、皆さんには申し訳ございませんが、ペットボト
ルに手紙を入れて流すつもりで、一言述べさせていただきます。
テレビ報道の多数の関係者から想像して、無知で言っているのか、作為的な
のか不明なので、やはり言っておかないと、と思ったわけです。
エンジンブレーキは、ブレーキの能力にプラスするものではありません。
パニックブレーキ時に、シフトダウンを繰り返していると、かえって制動距
離が伸びてしまうことがあります。
エンジンブレーキは、長ーい下り坂を下るとき、ブレーキが過熱し過ぎて
利かなくなってしまうのを防ぐために、ブレーキに少し休んでもらうために
補助的に使用します。またドライバーの右足に休んでもらうためにも使われ
ます。
車検を通った車両ならば、あの程度の下り坂で、あの程度の距離ならば、
エンジンブレーキなど使用しなくても、何の問題もないはずです。
更に、あの程度の現場ならば、たとえ大型免許を持たない人でも、あの峠
を上ってこられたわけですから、十分ブレーキだけで下りられます。
更に更に、車検を通った車両ならば、あの程度の下り坂ならば、80㎞にな
る前にブレーキだけで、停止できなければなりません。
結論 何故、推定80㎞以上にまで加速されてしまったかを検証する必要があ
ります。ドライバーが故意に80㎞以上に加速してしまったのか、またはどう
しても減速できなかったのか、などなど。
エンジンブレーキは、しばらく忘れた方がいいと思います。
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