先週のこと、いつものようにこげと散歩に出ようとしたらおばあちゃんが
「犬の声(猟犬)と鉄砲の音が一発したでぇ」と言うので、「こげの首輪外してい
くわ、チリリンチリリン鳴るから」と首輪を外し、ハーネスにリードを着けて出発
しました。いつものコースを歩いていくと、ガードレールの下に普通は落ちていな
い、民家近くや人・車が走る道に落ちていてはイケナイものを発見!!

これはよくは知らないが、薬きょうといわれるものじゃないかな。なんで、こん
な道端に落ちてんのよぉ~と思いながら、コレはおばあちゃんが言っていた一発の
銃声のだと直感。おまけに犬の声と、犬を呼ぶのか仲間に連絡なのか人の声も山か
ら聞こえる。リードを握りしめ、どこから猟犬が来てもいいように身構える。
犬の声も遠ざかり、また散歩を始めましたが後ろから ハンターの乗った車が
一台、抜き去っていく。これから進むほうに走って行きしばらくして戻ってきたの
で、ハンター達はこっちには入っていない・・・と一安心。まったく、狩猟にして
もこんな人家近くで撃ってはいけないのだ。
コースを折り返し、こげはこの間野良猫が飛び出してきたススキの茂み近くの土
手を歩き出した。茂みはシカやらイノシシやらのケモノミチになっていて、日中は
ネコ道になっている。おもいっきし、こげがリードを引っぱったので私は「ネコ?
近寄ったら、引っかかれるよ」とススキの茂みを覗いたら、そこに丸くなったネコ
の背中・・おいおいお昼寝?こげが飛びつく・・・ってデカイネコ・・・って、ネ
コちゃうやん。なに、これ・・・・うわぁ!!シカやん!!さては、撃たれて隠れ
ているのか?動かんやん。まさか・・・

そこには撃たれたシカが死んでいたのです。こげは恐ろしいのだけど、興味津々
でも、こんなところで死なれても明日には腐ってしまうし、カラスが集まる。キョ
ロキョロしてたら、畑から戻ってくるおじさんとおばさん。「ここにシカ死んでい
るんやけど・・・」と叫ぶとおじさんが「なんやてぇ」とガードレールの下の薬き
ょうをみつけ、「さっきすごく近くで鉄砲鳴ったから撃たれたんやな」とわざわざ
川を渡って来てくれました。こげは 私以外に味方が増えたので益々興奮。おじさ
んが「犬に見せたり」というので、こげのリードを緩めたら死体を嗅ぎ回っている
それを見ておじさんが「猟犬やったらくわえるで、あかんなぁ」と言うので「親は
猟犬なんやけど、これは山に行ったことないし」と話しながら死体を見たら、死体
が揺れているじゃないですか!!「うわ!」こげが死体を鼻先でだか、前脚だかで
揺すっています。思わず「やめて!やめて」この間、イノシシの死体にビビッてい
たのに。「どうすんやろねぇ~、これ」とおじさんと話していたら「来た!来
た!」と川むこうからおばさんが叫んだので「え!シシ犬来た?」とまたまた身構
えたら足下の川原を、白いツノが走って行きます。おじさんが「シカや」という声
に、こげが死体から離れて川原を走るモノを見ます。私達の下を駆け抜け、離れた
所から高さ3メートルはある土手に今度は駆け上ろうとしています。こんな時に
一発こげも吠えればカッコつくんだけど、そのシカの大きさに圧倒されたのかクン
クン鳴いています。ハンター達に追われたのでしょう、私は後から犬が来ないか心
配でしたが、その場にいた三人はシカに「逃げろ~」と見送ったのでした。

ちなみに、昨年末くらいに仕留めたシカは自由にさばけなくなったということを
聞きました。それまでシカ肉を猟師さんから買って一枚岩のレストランでは出して
いたシカ肉コロッケを販売できなくなったんです。許可のおりた業者しかさばいて
売ることができなくなったとか・・・。う~ん、ということはこのシカは内緒で
さばくのかな。この顛末をおばあちゃんに報告したら「そりゃぁ、暗なって(暗く
なって)から取りに戻ってくるんや。」そうか・・・確かに翌日には死体が消えて
いました。血のあとも見られず・・サスペンス劇場みたいでした。
かわいそうだけど、シカ害には本当に困っています。シカは山の中だけではなく
人里まで来てしまうには、山の荒廃の関係を外すことはできませんが、今の日本で
は安い外材のため、材木は高く売れません。売れないと山に手を入れることもでき
ません。切り倒して運び出すにもお金がかかります。売ったお金で切り賃、運搬費
森林組合に支払う手数料等を払うと、山主には切った跡に新しく幼苗を植えるため
の苗代や人件費、そうそう税金払うと残りません。戦後、植えに植えまくった今、
花粉症の元凶となっている杉、ヒノキは値段が安すぎて売りたくても売れないのが
実情なんだよねぇ。シカも泣きたいけど人間も泣きたい。。。
で、きのう少し遠出をした帰り道、国道42号線椿あたりで側の山から ハンタ
ーが猟銃をかついで道路に出てこようと、車の流れが切れるのを待っています。
スピードが緩くなったときにそのハンターの足元を見ると撃たれたシカが首にロー
プを巻かれ 横たわっています。駆除されたのでしょうか?先週このあたりで4頭
のシカがガードレールの向こうで草を食べていたのを見たばかりだったので、あの
シカだったのかな?と複雑な気持ちになりました。仕留めたシカはこうやって山を
引きずられてくるのでしょうか。ケモノというだけで 生きていたものへの尊厳、
尊厳というのもおかしいかな、なんかでもハンターって趣味の部分が多いでしょ、
マタギとか昔みたいな生活していく為の仕事ではないと思うから、有害駆除のため
ならそのためだけの猟銃許可書にしてもらいたいなぁ。民家近くで撃ったりする
ルール違反するんだもん、趣味だよね、この人達は。私はそう思うのです。
「犬の声(猟犬)と鉄砲の音が一発したでぇ」と言うので、「こげの首輪外してい
くわ、チリリンチリリン鳴るから」と首輪を外し、ハーネスにリードを着けて出発
しました。いつものコースを歩いていくと、ガードレールの下に普通は落ちていな
い、民家近くや人・車が走る道に落ちていてはイケナイものを発見!!

これはよくは知らないが、薬きょうといわれるものじゃないかな。なんで、こん
な道端に落ちてんのよぉ~と思いながら、コレはおばあちゃんが言っていた一発の
銃声のだと直感。おまけに犬の声と、犬を呼ぶのか仲間に連絡なのか人の声も山か
ら聞こえる。リードを握りしめ、どこから猟犬が来てもいいように身構える。
犬の声も遠ざかり、また散歩を始めましたが後ろから ハンターの乗った車が
一台、抜き去っていく。これから進むほうに走って行きしばらくして戻ってきたの
で、ハンター達はこっちには入っていない・・・と一安心。まったく、狩猟にして
もこんな人家近くで撃ってはいけないのだ。
コースを折り返し、こげはこの間野良猫が飛び出してきたススキの茂み近くの土
手を歩き出した。茂みはシカやらイノシシやらのケモノミチになっていて、日中は
ネコ道になっている。おもいっきし、こげがリードを引っぱったので私は「ネコ?
近寄ったら、引っかかれるよ」とススキの茂みを覗いたら、そこに丸くなったネコ
の背中・・おいおいお昼寝?こげが飛びつく・・・ってデカイネコ・・・って、ネ
コちゃうやん。なに、これ・・・・うわぁ!!シカやん!!さては、撃たれて隠れ
ているのか?動かんやん。まさか・・・

そこには撃たれたシカが死んでいたのです。こげは恐ろしいのだけど、興味津々
でも、こんなところで死なれても明日には腐ってしまうし、カラスが集まる。キョ
ロキョロしてたら、畑から戻ってくるおじさんとおばさん。「ここにシカ死んでい
るんやけど・・・」と叫ぶとおじさんが「なんやてぇ」とガードレールの下の薬き
ょうをみつけ、「さっきすごく近くで鉄砲鳴ったから撃たれたんやな」とわざわざ
川を渡って来てくれました。こげは 私以外に味方が増えたので益々興奮。おじさ
んが「犬に見せたり」というので、こげのリードを緩めたら死体を嗅ぎ回っている
それを見ておじさんが「猟犬やったらくわえるで、あかんなぁ」と言うので「親は
猟犬なんやけど、これは山に行ったことないし」と話しながら死体を見たら、死体
が揺れているじゃないですか!!「うわ!」こげが死体を鼻先でだか、前脚だかで
揺すっています。思わず「やめて!やめて」この間、イノシシの死体にビビッてい
たのに。「どうすんやろねぇ~、これ」とおじさんと話していたら「来た!来
た!」と川むこうからおばさんが叫んだので「え!シシ犬来た?」とまたまた身構
えたら足下の川原を、白いツノが走って行きます。おじさんが「シカや」という声
に、こげが死体から離れて川原を走るモノを見ます。私達の下を駆け抜け、離れた
所から高さ3メートルはある土手に今度は駆け上ろうとしています。こんな時に
一発こげも吠えればカッコつくんだけど、そのシカの大きさに圧倒されたのかクン
クン鳴いています。ハンター達に追われたのでしょう、私は後から犬が来ないか心
配でしたが、その場にいた三人はシカに「逃げろ~」と見送ったのでした。

ちなみに、昨年末くらいに仕留めたシカは自由にさばけなくなったということを
聞きました。それまでシカ肉を猟師さんから買って一枚岩のレストランでは出して
いたシカ肉コロッケを販売できなくなったんです。許可のおりた業者しかさばいて
売ることができなくなったとか・・・。う~ん、ということはこのシカは内緒で
さばくのかな。この顛末をおばあちゃんに報告したら「そりゃぁ、暗なって(暗く
なって)から取りに戻ってくるんや。」そうか・・・確かに翌日には死体が消えて
いました。血のあとも見られず・・サスペンス劇場みたいでした。
かわいそうだけど、シカ害には本当に困っています。シカは山の中だけではなく
人里まで来てしまうには、山の荒廃の関係を外すことはできませんが、今の日本で
は安い外材のため、材木は高く売れません。売れないと山に手を入れることもでき
ません。切り倒して運び出すにもお金がかかります。売ったお金で切り賃、運搬費
森林組合に支払う手数料等を払うと、山主には切った跡に新しく幼苗を植えるため
の苗代や人件費、そうそう税金払うと残りません。戦後、植えに植えまくった今、
花粉症の元凶となっている杉、ヒノキは値段が安すぎて売りたくても売れないのが
実情なんだよねぇ。シカも泣きたいけど人間も泣きたい。。。
で、きのう少し遠出をした帰り道、国道42号線椿あたりで側の山から ハンタ
ーが猟銃をかついで道路に出てこようと、車の流れが切れるのを待っています。
スピードが緩くなったときにそのハンターの足元を見ると撃たれたシカが首にロー
プを巻かれ 横たわっています。駆除されたのでしょうか?先週このあたりで4頭
のシカがガードレールの向こうで草を食べていたのを見たばかりだったので、あの
シカだったのかな?と複雑な気持ちになりました。仕留めたシカはこうやって山を
引きずられてくるのでしょうか。ケモノというだけで 生きていたものへの尊厳、
尊厳というのもおかしいかな、なんかでもハンターって趣味の部分が多いでしょ、
マタギとか昔みたいな生活していく為の仕事ではないと思うから、有害駆除のため
ならそのためだけの猟銃許可書にしてもらいたいなぁ。民家近くで撃ったりする
ルール違反するんだもん、趣味だよね、この人達は。私はそう思うのです。