復興作業

2011年11月03日 | Weblog


 穏やかな日が続いていたのですが、ここにきて数日間忙しくしています。親類に不幸があったりしました。

 今日は神社の震災復興作業で一番手間と費用がかかる仕事でした。

 

 この建物は、自称、宝物庫と言っていますが、お宝はゼロです。要するに倉庫です。その宝物庫はこのたびの地震で大谷石の壁・これが柱も兼ねている、つまり柱を使わない構造、になっているのですが、石がぐずぐずにずれてしまって、どうしたら良いかが懸案事項でした。

 復興委員が集まって協議した結果、当座はそれぞれの自宅で100万円単位というほどの復旧の費用がかかっているので、奉納金を集めるのは無理があるというので、役員で出来ることをしようということになりました。それで、この方法を採りました。

 室内も同じように鉄の帯を巻き、外と内とはボルトで締めました。また内側には縦の補強材も入れました。接続部は溶接です。目地はコンクリートを詰めて、詰め切れなかった隙間は石用の強力接着剤尾を注入しました。これで、今度の地震程度では動かないだろうという予測です。

 

 先月は、全部ばらばらに壊れてしまったこのような石灯籠を基礎部分から積みあげて全部復旧させる作業をしました。

 

 傾いてしまった大きな石碑を直したりもしました。幸い倒れなかったので崩壊は免れました。

 氏子の中に、その道の職人がいるので機械も持ち込みで丁寧にやったので完璧な復興作業でした。村の人たちの強いまとまりと力を感じました。

 とは言え、たくさんの人が危険な仕事に携わるわけですから、たいへんな作業です。

 

 ブロッコリーはまだ食べられません。苗は大きくなりました。まあ、そのうちに出来てくるでしょう。

 

 散歩コースにある、ノルウェイの森は花盛りです。あまり有り難くない花です。


   廃 句

      忙しさなぜかまとまりやってくる
      これだけの仕事をするとは素晴らしい
      金がないその結果出た力かな
      屁理屈をこねる人など誰も居ず
      快い疲れ感じながらウォーキング