五月雨を

2015年07月03日 | Weblog


梅雨ですから、降るのは仕方がありませんが、まあ良く降りますね。猫が外で遊べないのでストレス気味です。
おしっこなどは、ハウスまで連れて行き - もちろん歩いて行かせますが - パサパサに乾いたところで用を足させています。

 

サンジャクバーベナ ( ヤナギハナガサ : 柳花笠 ) にとまったまま、動かなくなってしまったようです。花びらが落ちて羽についたままでいます。

 

ラベンダーの花の数が増えてきました。クマンバチが忙しそうに蜜を吸っています。胴体が黒いのでクマンバチだと思います。
同じ形で胴体が虎のような茶色と黒の縞模様のものは、マルハナバチというのだそうです。

どちらも、間違ってつかんだりしなければ、絶対に刺すようなことはしない、働き者で愛嬌があり、好きな蜂です。

 

この何でもそうですが、ほどほどにとか、適度にというくらいなら良いのですが、この梅雨に関しては困るほど一度に降ることになっているようです。

何でも人が希望するようになるとは限らないでしょうから、まあ仕方が無いですね。自然に自分たちを合わせて暮らしていくほかありません。

 


    五月雨や 大河を前に 家二軒    与謝蕪村

 正岡子規は、松尾芭蕉の

    五月雨を あつめて早し 最上川 

と比べて、蕪村の方が優ると評したそうです。彼によると、芭蕉の句は技巧的に
うますぎて
おもしろくないとか。なるほど。

私の感想では、芭蕉の句は動きを感じます。蕪村の場合は画家でもあっただけに、
風景を想像させてくれるところがあると同時に、大河の水の動きと家二軒の動かない
風景の両方が入っていて、大変おもしろいと思います。