ゆっくり変化

2015年07月11日 | Weblog


降る日は寒くて上着を出したいくらいで、晴れれば今度は熱中症を心配する始末です。何なんでしょうね、この極端な現象は。

気候も、人の世の中も荒れに荒れているようです。もっとも、地球は宇宙の中ではまれに見るほど穏やかな惑星なのだそうです。

 
                     カエデは驚くほどたくさんの実をつけています
     
まず、気温も天気も地殻変動も、皆がゆっくりだし極端ではないのだとか。太陽系の惑星どれをとっても、昼から夜になると極端に気温が下がり、その逆は沸騰するほと気温が高くなったり、大地も動き回っているのだとか。

 
            こんな実です 羽があるので、これが落ちるときはクルクルと回ります

ゆっくりだから、生物が住めるのだそうです。ハワイが少し日本に近づいたなんて言っても、一年に数センチですからね。

そういう中でもこの頃、申告

なのはヒマラヤ山脈の氷が溶けて、まだがんばっている氷の所に雪解けした水が流れて行き、氷はダムの役割をはたしている所があるのだそうで、その氷のダムが決壊すると、その下流に住んでいる幾つもの村落はどっと流されるのだそうです。

 

太平洋の中の島々は海水が上昇して、どこも平らなので住民は、これ以上上昇したら、何かの折に大波が攻め寄せてきたら逃げる所がないのだそうです。

しかしまあ、人間も生き物ですから、少し気温が上がったり下がったりすると大騒ぎはするし、倒れることもあるし、たいへんなものです。生命は強いと思うこともあるし、極めて弱気ものとつくづく思うこともあります。どっちなのでしょうかね。どっちでもあると思うのが良いのかも知れません。

 

 
今日は、朝のうちに仕事をして、あとは溜まった録画をみたりしてゆっくりしました。 あ、正しく言えば「今日は」ではなくて、「今日も」ですね。雨の日もゆっくりしていましたから。

  
  筑波嶺(つくばね)の さ百合の花の 寝床にも
                かなしけ妹(いも)そ 昼もかなしけ    大舎人部千文
                                       おおとねりべのちふみ

      『万葉集』巻第二十は防(さきもり)たちの歌を収める。彼らは東国に妻子や
      年老いた父母を残し、九州へ連れてゆかれた。その途中、難波の港で大伴
      家持が歌を集めた。夜となく昼となく愛おしい私の妻よ。筑波山に咲いてい
      る小百合の花のように。
               長谷川 櫂 著 『日めくり 四季のうた』