歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

つくば市の「神社仏閣」 2

2007年03月04日 | お寺・神社
前回は「かなりメジャー」な所でしたが、今回は「かなりマイナー」な所です。

「蚕影山(こかげさん)神社」です。「蚕」ですね「養蚕」の神様です。
暮らしに「大事なもの・大切なもの」は、みんな「神様」として「お祀り」されました。

現在、「養蚕」は「極々一部」の「産業」になりました。結果として「この神社」も「忘れられ」「寂しく」「苔生して」います。

場所は、前回の「普門寺」の先、「つくば道」を右に曲がり、真っ直ぐ、道なりに行った「どんづまり」にあります。多分、この道は、神社に参拝する為の「専用道」だったかもしれません。

この建物は、昔の「休憩所」というか「茶店」と云うか、そのような「お店」です。ガラス戸の「貼り紙」に「神札お守り授与所」とあり、覗いたところ、「お札・お守り・おみくじ」が置いてありました。


反対側の建物は、納屋のようでした。この日、急に雨がぱらつき始め、お婆さんが軒下に洗濯物を取り込んでいました。


二棟の建物。味わい深くて、懐かしくて、そして「少しだけ」「寂しく」なる、いい佇まいです。「お婆さん」優しそうでした。

「優しいお婆さん」に

『本殿まで、どれくらいかかりますか?』と聞いてみたのです。

『そうだねェ。登るのは結構大変ですよ。長い石段ですから、5分位はかかりますよ』と、おしえてくれました。

登り口脇の「わき水」で「お清め」をして、本殿を目指しました。

この写真で見るよりも、参道は「暗い」です。石段は「苔」で「緑色」に染まっています。ほとんど「人」が通らないと思われます。


暗くなったら「絶対」一人では歩けません。この時も、かなり「妖しく」、「不気味」な感じでした。


ホントに「暗~く」て、「物音も無く」「苔の臭い」が漂い、「何か」の「妖怪」が「木陰」から、「突然」姿を現しそうな・・・・・・・そんな雰囲気でした。



ホントに長い石段で、途中に三カ所ほど「鳥居」がありました。



本殿は「思ったほど」、「朽ち果て感」はなく、それなりに「手入れ」がされていました。


何故か「舌切り雀」の「絵馬」がありました。


人里離れ、忘れられ、寂れ、苔生し、陽の差さない、「蚕影」山神社でした。

次回に続きます。よろしくねぇ!
コメント (3)
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