歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

①野田市 「取り残された旧市街?」

2007年08月03日 | 街の風景
一昨日の続きです。

愛宕神社前の交差点を「野田市街」に向けて出発です。この通りは「流山街道」と云うそうです。

ここから先、歩くのは始めての経験です。知らない街で、ウロウロ、キョロキョロするのは、何が起こる判らないので楽しみです。



それにしても、この街並は典型的な田舎の商店街です。取り残され感が漂います。

「下駄屋さん」と云うか、「履き物屋さん」と云うのか、これで商売が成り立つのかと、心配してしまいます。



今時、こういう店で買い物をする人は、昔からの馴染み客だけでしょうね。店も古いですが、お客も相当「古そう」です。

それにしても、何を商っているのか、何て云う店なのか、まったく表示していないのが「凄い」です。


こちらは、向かいの「御菓子屋さん」です。こちらにも「凄い物」がありました。



あの「粉飾決算」で解体した「カネボウ」の子会社、「カネボウ食品」の「自動販売機」です。

キャラクターの「ベルミー坊や」に、「ベルミー・コーヒー」とても懐かしいです。

近寄って様子を窺うと、この錆びの目立つ自販機、いまだ「現役」のようで、他社製品が売られていました。


ここにも、取り残された物がありました。



長短交互に積まれた「イギリス式」の煉瓦塀です。


これは「まさしく」取り残され、廃墟に成りつつある「元青果市場」です。メインストリートに面してこの風景です。


野田の街は東武線の線路を境にして、商店街の新旧の交代が起きているようです。想像していたよりも、「旧市街」は、かなり寂れています。

高い石の門柱、大きな板に「野田市立中央小学校」の文字、校舎に向かう石畳、懐かしい風景です。子供達の居る風景は「元気」があります。



和菓子屋さんの幟に、「醤油どら焼き」とあります。サスガ!醤油の街です。

醤油どら焼きとは? 餡に醤油? 皮に醤油? どちらかと云うと、やはり皮に醤油てしょうね。

しかし、「醤油どら焼き」には、今ひとつ「そそられる」ものが有りません。野田なので「一応作ってみました感」が窺えるのです。


こちらは店仕舞いしたようです。「仕舞屋」風ですな。


以前は、小間物、アクセサリーのお店だったようです。



「パピリオドオル化粧品」の「ロゴ」と、建物の趣とのアンバランスが面白いです。

二階の変形し壊れかけた手摺りと、ガラス戸の「桟の形状」に時代を感じます。ガラス板も表面が「波打った」古い製法のガラスが填められていました。


古い町並が「取り残され」ている市街はまだ続きます。


これから面白い建物が出てきます。


それではまた明日。 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする