歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

⑥野田キッコーマンの工場見学は「長い通路」でした。

2007年08月08日 | 街の風景
昨日の続きです。

受付で、住所、氏名、電話番号を正直に書き、「赤い屋根のところからお入り下さい」との指示に従い、工場内部に足を踏み入れました。



久しぶりの製造工場です。何だか仕事で打ち合わせに来たような、そんな錯覚を一瞬感じました。

工場敷地内は人影もなく、守衛所脇の建物の「時代」を感じる外観と云い、灰色の世界です。


食品工場と云うイメージとは異なり、化学工場のような雰囲気です。大豆を煮た匂いが微かに漂い、醤油工場であることを気付かせます。

見学コースの入り口は、それなりに「明るい演出」がされていました。


自動ドアが開くと、明るい色彩の「長い通路」です。


案内に従い、右に曲がると「通路」の両側はガラス貼りで、緑の植え込みが見えます。突き当たりに「おみやげコーナー?」があり、その一画にビデオ上映の部屋がありました。



私は、時間外での「自由見学」です、ビデオ上映はありません。係の女性からパンフレットを手渡され、これから工場見学の開始です。

おみやげコーナーの脇を抜け「通路」を通り、また突き当たりを曲がり、その先も、また「長い通路」です。通路の所々に説明プレートが貼られ、各工程でのサンプルの半製品が置かれています。



「長い通路」を抜け階段を上がると、窓から「製造工程」が覗けるようになっています。ここに来るまで2カ所ほど「窓」があったのですが、何故かブラインドが降りていました。


圧搾機で醤油を搾り出す工程なのですが、工場内には人影は無く、機械も稼働している様には見えません。

何なんだ? どうして何だ? と、思いつつ、階段を降りると、ガイド付きのグループを見つけました。

先ほどより、無人の「長い通路」を、曲がったり、昇ったり、降りたりしていたので、人の姿を見て何故かホットしました。

小学生と親達のグループです。少し離れて後ろに立ち、一緒に説明を聞きました。これで、やっと正しい工場見学モードに入れました。



見学コースの終点、製品紹介のコーナーです。質問も無く淡々と説明が進行します。



この見学コース、工場の機械が実際に稼働している場面を、生で間近に見る事は出来ないのです。

事前にビデオを見て、少しだけ「それらしい場面」を覗けるだけのコースのようです。

今回、私の様に「時間外・自由見学」の場合は、ビデオ上映なし、ガイドなしでは、ほとんど何が? 何だか? 判らりません。

長い通路を右に曲がり、左に曲がり、階段を登ったり、降りたりするだけの「徒歩運動」に終わります。

工場の造りが、元々、見学を前提に造られていなこと、又、醤油の製造工程は「地味」で、見栄えがしないこと、そんな、こんなを考慮して、まぁ・・・・・・こんなものなのでしょう。

現代の醤油造りは「装置産業」なのでした。

最後に「グットデザイン賞」に輝く「瓶」に入った、特選丸大豆醤油を「おみやげ」に頂きました。



兎に角、見学コースは涼しく避暑休憩になり、そして、お土産まで頂き、なかなか結構でした。


まだまだ、野田の街を歩きます。


それではまた明日。


コメント
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