goo

野口悠紀雄教授の“変わった世界 変わらない日本”を読んで

アベノミクスの口先効果は、市場では年初より既に剥落してきている、と見るのが一般的だ。こういう日本の状況を経済学的に何が問題なのか、説明ができるのだろうか。そういう思いで、飛びつくように読んだのが野口悠紀雄教授の最新刊“変わった世界 変わらない日本”であった。だが読んでみて、アベノミクスは 先の先を見つめた戦略になっていないことが鮮明になった。短期的に見ても長期的に見ても、その見通しはいい加減な印象であり、特に 足下で宣伝効果がさらに剥落して行くことは間違いないようである。 にもかかわらず、安倍政権は未来志向の経済政策を二の次にして“集団的自衛権”にこだわっていて、政界はそれで手一杯になるのだろう。 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( )