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今の日本人と社会に絶望して

テレビ報道は凪状態だ。選挙で伝えるべき解説報道が、“報道の中立性”のために押し潰されてしまっている。この先、いい加減な改憲勢力の議会での巨大化が予測され、“改憲”が推し進められる気配だ。現憲法の平和規定は安保法制によって既に空洞化しているのであり、実はその背景にある日米地位協定の改訂の方が重要な課題なのに、だ。こうしたことが、今回の選挙戦で殆ど語られることはなかった。選挙戦では具体的に何を実行しているのか、しようとしているのかについては言われることはなく、具体的な政策の話は一切聞こえてこない。このように政治家は言葉だけでウソを言い、それに多くの国民は疑いを持たず、すっかり騙されているように見える。 一方、経済界もいい加減な経営で技術革新も行わず、古い体制のままで背後に迫る危機にも気づかず、やり過ごそうとしている。口ではコンプライアンスを標榜するものの、それを無視して帳尻合わせだけで何とか取り繕おうとして、不祥事を連発している。タカタ、東芝、日産自動車、そして神戸製鋼と続いている。経営層は世界の潮流を見極めることもできず、戦略的に投資するべき方向性を示さず内部留保を重ね、自らの報酬を引き上げるだけの無能者ばかりなのだ。 政治家も企業経営者も、日本の指導層は脳死している。脳死したゾンビたちが日本を主導しているのが実態なのではないか。 . . . 本文を読む
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