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米朝首脳会談決裂に思う

先週の話題は何と言っても、ハノイの米朝首脳会談決裂だろう。 これは不利な国内状況を覆そうと目論んで開催した米朝首脳会談を成功させるのが、現状でのトランプ氏の最大の私益と思われたからだ。さらに、そうした私益の中で経済的請求は日本につけ回す懸念が大きかっただけに、私には大いに驚きだった。つまりトランプ氏の決断は米国のみの国益というよりは、アジアにおける自由陣営の国々の国益に配慮したものと言え、常々の“アメリカ・ファースト”とは色合いが大きく異なる行為だった。特に、日本には若干有利に作用するのではないか。 この好機をどのように生かせるか、安倍氏の手腕に期待したいが、果たして果断に動ける俊敏さがあるのだろうか。無策の間抜けな結果になることが目に見えるような気がする。何故ならば、北朝鮮には勿論、中国やロシア、韓国にすら日本の外交パイプは存在しないからだ。対米盲従外交、これは最早外交ではないが、そうしたことの結果であるのは間違いない。 . . . 本文を読む
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