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NHK・BSプレミアムで見たBSシネマ・3月分の感想

今週は3月の終わりの週なので、これまで見たBSシネマの映画を紹介したい。今月は仕事等で見られないのも多数あり、9件程度にとどまった。年度末の影響で仕事が多かったことが大きな理由だ。 特に、ここでのテーマはチャップリン映画の“モダン・タイムズ”と“独裁者”だ。私は見られなかったが、これ以外にもBSプレミアムでは17日にチャップリン映画の“殺人狂時代Monsieur Verdoux”(1947)も放映している。“独裁者”のラスト・シーンで主役チャップリンの兵士への次のような演説・呼びかけが現代文明への強烈な批判となっている。チャップリンにはこうした思想・哲学と感性があってこそ、確固たる歴史的世界的映画人の地歩を築けたと言える。 “機械よりも、人間らしさが必要なのだ。賢さよりも、優しさ、思いやりが必要なのだ。そういう感性なしでは、世の中は暴力で満ち、全てが失われてしまう。飛行機やラジオの発明の本質は、人間の良心に呼びかけ、世界がひとつになることを呼びかける。・・・今こそ、闘おう。世界を自由にするために。国境をなくし、強欲や、憎悪と不寛容をなくすために。理性ある世界に向かって闘おう。兵士たちよ。民主主義の名のもとに、皆でひとつになろう。” . . . 本文を読む
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