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並木伸一郎・著“眠れないほどおもしろい「密教」の謎”を読んで

“眠れないほどおもしろい「密教」の謎”という文庫本を紹介したい。副題は“驚くべき「秘密の世界」がそこに!”とある。 思えば昨年の今頃、丁度今と同じように緊急事態が叫ばれていたが、マイ・ブームは“密教”だった。巣ごもり読書で密教について、自分としては結構な本を読んだつもりだったが、その本質まで踏み込むことは出来なかった。空海や最澄の行動、歴史的な背景等々は分かって、何となくそんなものかと知識を得ることで、“密教”を分かったような気になってはいた。しかし果たして、密教とは何か、加持祈祷とは何かまで理解できなかった、とはたと、気付いたのである。 この本の冒頭に“この本では、密教の基礎知識を非常にわかりやすく説明するとともに、一般入門書どころか、かなりの専門書でもまず書いていないようなことを、隠し味のように加えてある。”“密教が分からなければ、日本の歴史を真に理解したとは言えない”とあるキャッチ・コピーに乗って、読むことにした。 読み終えて確かに、結構率直に分かり易く“密教”を語っている印象だった。これで、改めてまた密教にまつわる知識は増加した。 . . . 本文を読む
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