同じことを何回も書いて恐縮ですが、
新型コロナ感染対策は「手洗い」「マスク」「三密回避」に尽きます。
子どもたちの集団生活の場でもそれは同じです。
オミクロン株が広がる現在でも同じです。
あえて強調するとしたら「三密」の中に含まれる「換気」でしょうか。
室内を換気により屋外と同じくらいに保てれば、
感染するリスクはほとんどなくなります。
昨年(2021年)10月の記事を紹介します。
第五派が収束して一息つけた時期に、
「学校での過剰な感染対策を見直そう」
という方向で組まれた対談です。
■ 新型コロナ「子どもの感染対策」転換期 保護者/保育士/医師/行政担当者が座談会「行き過ぎた対策 今こそ見直すべき」
感染拡大が落ち着いているときだから言える発言、
大人は「子どもはかかっても大丈夫ですよ」と言う覚悟が必要ですね。子どもに感染させないではなく「感染して大丈夫」と言う覚悟です。
皆が「コロナは怖くない、普通の生活をしよう」という気持ちになることを目指そうと思っています。
今窮屈な思いをしている子どもたちがマスクを外して満面の笑みで友達と話している姿を見られる日がすぐそこまで来ているとイメージできました。
などもありますが、この記事の注目すべき点として、
「やめませんか、過剰な新型コロナ対策」というイラストを提示していることです。
これは、現在でも通用することだと思われます。
この記事から3ヶ月以上経過し、
現在オミクロン株の大流行中ですが、
学校現場では一体どうなっているのでしょう。
子どもの集団生活でも、
3歳未満の乳幼児が通園する保育園はまた別問題です。
2歳未満の子どもは、逆に危険なためマスクは禁止されています。
この年齢層のワクチン接種は未定ですし、
「子ども⇔子ども感染のリスクは低い」従来株のという特徴から、
「子ども同士でも容易に感染する」オミクロン株に変異した現在、
感染流行の温床になりそうです。
そして家庭内で子どもから大人に感染する力も従来株より強く、
どんどん感染が広がります。
そこにワクチン接種後半年近く経ち、
免疫の切れつつある高齢者が同居していると感染してしまいます。
ワクチンの重症化予防効果で以前より重症化率は低くなるものの、
やはり無視はできません。
昨年秋に岸田政権に代わり、
ワクチン接種が滞っている印象があります。
ワクチン担当大臣の顔も見えません。
今となっては、
批判を浴びながらも強引にワクチン接種を勧めた管首相、
国民にワクチン行政を“見える化”した河野担当大臣、
二人の手腕が思い出されます。