NHKラジオ第一放送で朝5:38頃から「健康ライフ」という番組を月曜日〜金曜日に放送しています。
内容は専門家による6分間程度のミニレクチャーで、ちょうど私の通勤時間帯であり、時々小児科関係のお話もありますので目をこすりながら聴いています(^^;)。
先日は小児アトピー性皮膚炎の元第一人者、山本一哉先生(総合母子保健センター愛育クリニック皮膚科部長)が再放送で登場。
縦横無尽の語り口は時々脱線しますが、まあご愛敬。
気になる部分を備忘録としてメモしておきます;
■ 「寒さだけではない、皮膚へのダメージ」
・寒い→ 血の巡りが悪くなる→ 新陳代謝低下→ 汗や脂、セラミドなどが出にくくなる
・服の硬い繊維による摩擦刺激・・・
① 長くて硬いスカートでこすれて湿疹がよくならない女児例、タイツを履けば解決
② 手首の湿疹・・・シャツ/ブラウスが短くて手首を守ってくれない例
■ 「子どもと洗顔」
・洗顔も皮膚を傷つける。
・表皮+真皮の暑さは2mm、表皮はその100分の1(0.02mm)しかない。
・泡で洗い、こするのは厳禁。
・口の周りをティッシュで拭くことを繰り返すとかさついて赤くなってくる。
・思春期前の子どもは脂の分泌が少ないので補う必要がある。
■ 「冬のスキンケアの必要性」
・しもやけが減り診たことのない若い皮膚科医もいるらしい。
・理由は子どもの遊び方の変化:外遊びから屋内遊びへ。
・アカギレも見なくなった。
・その代わりにアトピー性皮膚炎が増えた。
・日本の入浴方法(湯船に3分間)が乾燥肌を助長している。
・熱いお湯で流すだけで脂は落ちる(台所と同じ)が、その上に洗浄剤を使ってさらに助長。
・対策として、入浴後にたっぷりの保湿剤で補う必要がある。
■ 「冬とアトピー」
・寒さ&乾燥→ ドライスキン
・幼児期は夏に毛穴に一致してザラザラしている皮膚(アトピックスキン)は冬になると湿疹になりやすい。
・ステロイド軟膏は登場して半世紀以上経つ。
・新たに登場したプロトピック軟膏は湿疹が残っているとしみて痛いので、ステロイド軟膏でよくしてから切り替える。
・中学生以降は忙しくなって皮膚科へ通院しきれなくなり、スキンケアもなおざりになり、成人型へ移行する要因になる。
・ポイントは「よくなってもステロイド軟膏をすぐにやめない」こと。ゆっくりゆっくりやめていこう。
・皮膚科を受診したら、次にいつ受診するかを確認して通院が途切れないように。
■ 「子どもの肌は誰が守るのか」
・周りの大人の仕事です。寄ってたかって守りましょう。
・保育園ではスキンケアをしてくれない(処方薬しか使えない)→ ウイークデイの日中は無治療になる。
・日本では9〜11月生まれの赤ちゃんはアトピー性皮膚炎になりやすい。乾燥の季節に外に出るようになるからと考えられている。ブラジルでは3〜4月(=秋)生まれに多い。
内容は専門家による6分間程度のミニレクチャーで、ちょうど私の通勤時間帯であり、時々小児科関係のお話もありますので目をこすりながら聴いています(^^;)。
先日は小児アトピー性皮膚炎の元第一人者、山本一哉先生(総合母子保健センター愛育クリニック皮膚科部長)が再放送で登場。
縦横無尽の語り口は時々脱線しますが、まあご愛敬。
気になる部分を備忘録としてメモしておきます;
■ 「寒さだけではない、皮膚へのダメージ」
・寒い→ 血の巡りが悪くなる→ 新陳代謝低下→ 汗や脂、セラミドなどが出にくくなる
・服の硬い繊維による摩擦刺激・・・
① 長くて硬いスカートでこすれて湿疹がよくならない女児例、タイツを履けば解決
② 手首の湿疹・・・シャツ/ブラウスが短くて手首を守ってくれない例
■ 「子どもと洗顔」
・洗顔も皮膚を傷つける。
・表皮+真皮の暑さは2mm、表皮はその100分の1(0.02mm)しかない。
・泡で洗い、こするのは厳禁。
・口の周りをティッシュで拭くことを繰り返すとかさついて赤くなってくる。
・思春期前の子どもは脂の分泌が少ないので補う必要がある。
■ 「冬のスキンケアの必要性」
・しもやけが減り診たことのない若い皮膚科医もいるらしい。
・理由は子どもの遊び方の変化:外遊びから屋内遊びへ。
・アカギレも見なくなった。
・その代わりにアトピー性皮膚炎が増えた。
・日本の入浴方法(湯船に3分間)が乾燥肌を助長している。
・熱いお湯で流すだけで脂は落ちる(台所と同じ)が、その上に洗浄剤を使ってさらに助長。
・対策として、入浴後にたっぷりの保湿剤で補う必要がある。
■ 「冬とアトピー」
・寒さ&乾燥→ ドライスキン
・幼児期は夏に毛穴に一致してザラザラしている皮膚(アトピックスキン)は冬になると湿疹になりやすい。
・ステロイド軟膏は登場して半世紀以上経つ。
・新たに登場したプロトピック軟膏は湿疹が残っているとしみて痛いので、ステロイド軟膏でよくしてから切り替える。
・中学生以降は忙しくなって皮膚科へ通院しきれなくなり、スキンケアもなおざりになり、成人型へ移行する要因になる。
・ポイントは「よくなってもステロイド軟膏をすぐにやめない」こと。ゆっくりゆっくりやめていこう。
・皮膚科を受診したら、次にいつ受診するかを確認して通院が途切れないように。
■ 「子どもの肌は誰が守るのか」
・周りの大人の仕事です。寄ってたかって守りましょう。
・保育園ではスキンケアをしてくれない(処方薬しか使えない)→ ウイークデイの日中は無治療になる。
・日本では9〜11月生まれの赤ちゃんはアトピー性皮膚炎になりやすい。乾燥の季節に外に出るようになるからと考えられている。ブラジルでは3〜4月(=秋)生まれに多い。