今日で3月も終わり、同時に平成16年度も終わって、明日からは改めて平成17年度となる区切りの日でもあります。年度、と言う考え方も、ハテナ? と思いだすとなかなか興味深い事ではありますが、幼稚園から今まで過ごしてしっかり肌に染みついている感覚なので、なかなかこれを不思議だとは思いにくいものです。
さて、今日は本屋さんでたまたま見つけたかわぐちかいじの「ジパング」新刊を購入して着ました。本来の目的は、ひょっとして明日発売の「マリア様がみてる」新刊がフライングで並んでいたりしないかな? と駄目もとでのぞきに行くという事だったのですが、案の定田舎のこちらではそんな「サービス」はなく、黙ってもう十数時間待つよりないことが判明しただけでした。ネット上では既に新刊の感想やネタばれを掲載している掲示板やサイトがありますが、都会ではきっと2、3日早めに売り出しているところもあるのでしょう。さすがにネタばれを読むのは面白くないので、ここ数日は「マリみて」サイトを見に行くのを自粛するという弊害が生じております。早く明日にならないかな?
・・・話が脱線しました。
かわぐちかいじは「沈黙の艦隊」からその作品を読むようになった漫画家です。読むようになったきっかけは実のところあまり覚えていなかったりします。「モーニング」自体、私にとってはわざわざ手に取るタイプの雑誌ではありませんでしたし、今でも見るのはこれと「蒼天航路」だけです。以前は「バカボンド」や「天才柳沢教授の生活」を楽しんでいましたが、ではそれらがきっかけとなって「沈黙の艦隊」も見るようになったかというとそう言うわけではなく、あくまで「沈黙の艦隊」が「モーニング」を読むようになったきっかけでした。誰かに教えてもらったわけでもなく、職場でも最初に「沈黙の艦隊」を読み始めて皆に広めたのは私でしたし。とにかく知らない間にのめり込んで、いつの間にか毎回楽しみにするようになっていました。
かわぐちかいじのどこが気に入ったのか、つらつら考えてみるに、どの作品もそうですが、人が熱く熱く描かれている所でしょうか? 取り上げる題材は戦争や政治やスポーツなどですが、共通するのはそれが戦いであること。それも限界ぎりぎりの際どい勝負が描かれています。戦う人間は、基本的に優男っぽいクールな天才肌と厳つい顔の熱血漢の組み合わせです。が、どちらもステレオタイプではなく、クールな中にも不屈の闘志が燃えたぎり、熱血漢も熱くなりながらけして猪突猛進せず、冷静沈着な判断と行動を示してくれます。その他、周辺の登場人物も皆真剣そのもので熱く自己主張をして物語に絡んできますので、こちらもその熱に当てられるのでしょう。
「ジパング」にはもう一つ架空戦記ものという好きな側面があります。架空戦記物は、残念ながらアイデア一発勝負の、背景設定いい加減な粗製濫造品が少なからずありますが、中にはなるほどと思わせるものもあって、そう言う珠玉の一冊を発掘するのが結構楽しかったりします。「ジパング」は、その中でもかなりましな逸品ではないかと思っているのです。ただ、この風呂敷一体どうやって畳むつもりなのか、そもそも畳めるのかがちょっと不安ですけどね。
さて、今日は本屋さんでたまたま見つけたかわぐちかいじの「ジパング」新刊を購入して着ました。本来の目的は、ひょっとして明日発売の「マリア様がみてる」新刊がフライングで並んでいたりしないかな? と駄目もとでのぞきに行くという事だったのですが、案の定田舎のこちらではそんな「サービス」はなく、黙ってもう十数時間待つよりないことが判明しただけでした。ネット上では既に新刊の感想やネタばれを掲載している掲示板やサイトがありますが、都会ではきっと2、3日早めに売り出しているところもあるのでしょう。さすがにネタばれを読むのは面白くないので、ここ数日は「マリみて」サイトを見に行くのを自粛するという弊害が生じております。早く明日にならないかな?
・・・話が脱線しました。
かわぐちかいじは「沈黙の艦隊」からその作品を読むようになった漫画家です。読むようになったきっかけは実のところあまり覚えていなかったりします。「モーニング」自体、私にとってはわざわざ手に取るタイプの雑誌ではありませんでしたし、今でも見るのはこれと「蒼天航路」だけです。以前は「バカボンド」や「天才柳沢教授の生活」を楽しんでいましたが、ではそれらがきっかけとなって「沈黙の艦隊」も見るようになったかというとそう言うわけではなく、あくまで「沈黙の艦隊」が「モーニング」を読むようになったきっかけでした。誰かに教えてもらったわけでもなく、職場でも最初に「沈黙の艦隊」を読み始めて皆に広めたのは私でしたし。とにかく知らない間にのめり込んで、いつの間にか毎回楽しみにするようになっていました。
かわぐちかいじのどこが気に入ったのか、つらつら考えてみるに、どの作品もそうですが、人が熱く熱く描かれている所でしょうか? 取り上げる題材は戦争や政治やスポーツなどですが、共通するのはそれが戦いであること。それも限界ぎりぎりの際どい勝負が描かれています。戦う人間は、基本的に優男っぽいクールな天才肌と厳つい顔の熱血漢の組み合わせです。が、どちらもステレオタイプではなく、クールな中にも不屈の闘志が燃えたぎり、熱血漢も熱くなりながらけして猪突猛進せず、冷静沈着な判断と行動を示してくれます。その他、周辺の登場人物も皆真剣そのもので熱く自己主張をして物語に絡んできますので、こちらもその熱に当てられるのでしょう。
「ジパング」にはもう一つ架空戦記ものという好きな側面があります。架空戦記物は、残念ながらアイデア一発勝負の、背景設定いい加減な粗製濫造品が少なからずありますが、中にはなるほどと思わせるものもあって、そう言う珠玉の一冊を発掘するのが結構楽しかったりします。「ジパング」は、その中でもかなりましな逸品ではないかと思っているのです。ただ、この風呂敷一体どうやって畳むつもりなのか、そもそも畳めるのかがちょっと不安ですけどね。