・・・書き込みしていたら突然パソがフリーズして、ここまでの書き込みが飛んでしまいました。
っていっても、「マリみて」新刊面白かった!と書いてただけなんですが。
私は某友人のように朝から本屋さんに行く時間も気力もなかったので、夕方、仕事を早々に済ませて本屋に走りました。もっとも、こちらでは8時に店を開けているような本屋さんは無いのです。昼は本屋さんすらない山の中に出張しておりましたので、昼休みに買いに行くこともできず、じりじりしながら仕事が終わるのを待つ一日でした。まあ、買ったら即読みたいのが人情と言うもので、手元に本があったら仕事などしている気分にはなれなかったでしょうから、これはこれでよかったかも知れません。
さて、ネタばれしない程度に感想を書くと言うのは大変難しいのですが、由乃ちゃんの勢い更にヒートアップ!というのと、祐巳ちゃんも言うようになった、とつくづく感心したというあたりでしょうか。蔦子さんから一本取る辺り、とても初刊の初々しさからは想像もできない成長ぶりです。写真部の部室内部も一応判ったし、暗室の中まで判ればもっと楽しかったのでしょうが、これを描写するには専門知識が必須ですから、作者自身が写真部の経験でもなければまず書けないでしょうね。
それにしても、少々古いネタではありますが、蔦子さんの写真がフィルムでしかもカラーというのは、正直驚きでした。高校生にしてカラーでパネルサイズの引き伸ばしが自分でできるなんて、何て技術力と資金力なのだ、と溜息をついたのです。カラー写真の現像は薬液の温度管理一つとっても非常に難しく、モノクロと比べて段違いの技術力が要求されます。一体蔦子さんは何時そんな技術を身につけたのか。一年生から「写真部のエース」な訳ですから、中等部から既に基本テクニックは身につけていたのでしょう。ひょっとしたら身近にプロフェッショナルがいるのかも知れませんね。物心ついた頃からカメラをおもちゃ代わりに暗室に入り浸っていたのかも。目が悪いのはそのせいかも知れません、などと妄想も逞しくなります。
それから、カラー写真はお金だってはるかにかかります。正直、お店に出した方が失敗もないし、何より格段に安く済むのです。それを自分でこなす蔦子さんは、小笠原家には及ばないかも知れませんが、相当な資産家のお嬢様に違いありません。カメラばかりでなく、暗室機材まで自分のものを持ち込んでいたりするのでしょう。もはや高校生のクラブ活動と言うより、リリアン専属の写真工房といった感があります。
・・・まあ写真がカラーだったのは「アニみて」だけの話で、小説では使っているフィルムがネガフィルムだと言うことしか明かされていませんから、「アニみて」製作スタッフが、カラー写真の難しさを知ってか知らずか度外視して、絵的効果を重視してカラー写真にしただけかも知れません。小説では、蔦子さんの使っているフィルムは「ネオパン」とか「トライX」かも知れませんし(ちなみに「ネオパン」はフジフィルム、「トライX」はコダックのモノクロフィルムです)。
かっこうとしては、自分の経験と重ね合わせてより物語に没入できるので、是非そうであって欲しいと願っています。
っていっても、「マリみて」新刊面白かった!と書いてただけなんですが。
私は某友人のように朝から本屋さんに行く時間も気力もなかったので、夕方、仕事を早々に済ませて本屋に走りました。もっとも、こちらでは8時に店を開けているような本屋さんは無いのです。昼は本屋さんすらない山の中に出張しておりましたので、昼休みに買いに行くこともできず、じりじりしながら仕事が終わるのを待つ一日でした。まあ、買ったら即読みたいのが人情と言うもので、手元に本があったら仕事などしている気分にはなれなかったでしょうから、これはこれでよかったかも知れません。
さて、ネタばれしない程度に感想を書くと言うのは大変難しいのですが、由乃ちゃんの勢い更にヒートアップ!というのと、祐巳ちゃんも言うようになった、とつくづく感心したというあたりでしょうか。蔦子さんから一本取る辺り、とても初刊の初々しさからは想像もできない成長ぶりです。写真部の部室内部も一応判ったし、暗室の中まで判ればもっと楽しかったのでしょうが、これを描写するには専門知識が必須ですから、作者自身が写真部の経験でもなければまず書けないでしょうね。
それにしても、少々古いネタではありますが、蔦子さんの写真がフィルムでしかもカラーというのは、正直驚きでした。高校生にしてカラーでパネルサイズの引き伸ばしが自分でできるなんて、何て技術力と資金力なのだ、と溜息をついたのです。カラー写真の現像は薬液の温度管理一つとっても非常に難しく、モノクロと比べて段違いの技術力が要求されます。一体蔦子さんは何時そんな技術を身につけたのか。一年生から「写真部のエース」な訳ですから、中等部から既に基本テクニックは身につけていたのでしょう。ひょっとしたら身近にプロフェッショナルがいるのかも知れませんね。物心ついた頃からカメラをおもちゃ代わりに暗室に入り浸っていたのかも。目が悪いのはそのせいかも知れません、などと妄想も逞しくなります。
それから、カラー写真はお金だってはるかにかかります。正直、お店に出した方が失敗もないし、何より格段に安く済むのです。それを自分でこなす蔦子さんは、小笠原家には及ばないかも知れませんが、相当な資産家のお嬢様に違いありません。カメラばかりでなく、暗室機材まで自分のものを持ち込んでいたりするのでしょう。もはや高校生のクラブ活動と言うより、リリアン専属の写真工房といった感があります。
・・・まあ写真がカラーだったのは「アニみて」だけの話で、小説では使っているフィルムがネガフィルムだと言うことしか明かされていませんから、「アニみて」製作スタッフが、カラー写真の難しさを知ってか知らずか度外視して、絵的効果を重視してカラー写真にしただけかも知れません。小説では、蔦子さんの使っているフィルムは「ネオパン」とか「トライX」かも知れませんし(ちなみに「ネオパン」はフジフィルム、「トライX」はコダックのモノクロフィルムです)。
かっこうとしては、自分の経験と重ね合わせてより物語に没入できるので、是非そうであって欲しいと願っています。