久々にサボテンを一つ購入しました。直径2センチくらいの、全身に白い短い毛のような刺が密生し、遠目白っぽい草餅にも見える愛らしいサボテンです。
近所のホームセンターで、土から上げたばかりの根を小さなビニール袋に包んだそれは、恐らくレブチア属という南米原産の、花のきれいな、かっこうがもっとも好む種類と思われます。思われます、などというのは、実はそのサボテンにだけ名札が付いていなかったからです。苗を縦一列に10本、横に15本ほど並べられるトレイの端に名札がつけられていて、同じ形をしたサボテンがきれいに列をなして並んでいたのですが、そのサボテンだけ何故か外れた所にぽつん、と置かれていて、名前が判らなくなっていたのでした。他に同じ種類はないかと探してみたのですが、二つのトレイに並ぶ200本以上のサボテンのどれ一つとっても同じ種類はなく、結局名前を知ることができませんでした。名無しではなあ、と、一度は見限ったのですが、目的の買い物を済ませて再びそのサボテンの前を通りかかってその姿を改めて見てみますとどうにも我慢できず、結局持ち帰ることにしたのでした。
何故レブチア属のサボテンにこんなにご執心なのかと申しますと、その昔、大阪府高槻市に京都大学の農場があった時分、中学生だった私は、その農場内にある温室へ、サボテンを見によく行っておりました。そこで、大小の草団子を無数にくっつけあったように群生したレブチア属のサボテンが、全身に朱色の可憐な花をまとっていたのをみて、そのあまりな見事さに感動したのでした。以来何とか手元でそんな姿を見てみたいものだと何度か栽培に挑戦したのですが、どういうわけかうまくいかず、今までその花を見たのは5回くらいしかありません。
機会があれば是非入手して再挑戦したかったのですが、普通の園芸屋さんでは滅多に見ない種類ですし、専門業者に問い合わせれば入手は可能ですが、わざわざカタログを取り寄せて注文しなければならないほどの希少種というわけでもありません。そんなこんなで今までなかなか何度目化の挑戦、ができないままでいたのですが、今度こそ何とか育ててみたいと思っております。不明な名前も花が咲けばひょっとしたら判ると思われますし。
恐らく1年生でまだ小さいですから、今年はまだ咲かないでしょうけど、ここは一つ何とか無事夏越をさせて、来年か再来年の開花を楽しみにしたいと思っています。
近所のホームセンターで、土から上げたばかりの根を小さなビニール袋に包んだそれは、恐らくレブチア属という南米原産の、花のきれいな、かっこうがもっとも好む種類と思われます。思われます、などというのは、実はそのサボテンにだけ名札が付いていなかったからです。苗を縦一列に10本、横に15本ほど並べられるトレイの端に名札がつけられていて、同じ形をしたサボテンがきれいに列をなして並んでいたのですが、そのサボテンだけ何故か外れた所にぽつん、と置かれていて、名前が判らなくなっていたのでした。他に同じ種類はないかと探してみたのですが、二つのトレイに並ぶ200本以上のサボテンのどれ一つとっても同じ種類はなく、結局名前を知ることができませんでした。名無しではなあ、と、一度は見限ったのですが、目的の買い物を済ませて再びそのサボテンの前を通りかかってその姿を改めて見てみますとどうにも我慢できず、結局持ち帰ることにしたのでした。
何故レブチア属のサボテンにこんなにご執心なのかと申しますと、その昔、大阪府高槻市に京都大学の農場があった時分、中学生だった私は、その農場内にある温室へ、サボテンを見によく行っておりました。そこで、大小の草団子を無数にくっつけあったように群生したレブチア属のサボテンが、全身に朱色の可憐な花をまとっていたのをみて、そのあまりな見事さに感動したのでした。以来何とか手元でそんな姿を見てみたいものだと何度か栽培に挑戦したのですが、どういうわけかうまくいかず、今までその花を見たのは5回くらいしかありません。
機会があれば是非入手して再挑戦したかったのですが、普通の園芸屋さんでは滅多に見ない種類ですし、専門業者に問い合わせれば入手は可能ですが、わざわざカタログを取り寄せて注文しなければならないほどの希少種というわけでもありません。そんなこんなで今までなかなか何度目化の挑戦、ができないままでいたのですが、今度こそ何とか育ててみたいと思っております。不明な名前も花が咲けばひょっとしたら判ると思われますし。
恐らく1年生でまだ小さいですから、今年はまだ咲かないでしょうけど、ここは一つ何とか無事夏越をさせて、来年か再来年の開花を楽しみにしたいと思っています。