かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

一番大事な国語の成績がいまいちなんて・・・。

2005-04-24 23:07:33 | Weblog
小・中学校教育課程実施状況調査、即ち、45万人の子供達を対象に学力テストをしてみた結果が以外に良く、前の国際学力比較調査以来懸念されていたほど、子供達の学力は落ちていなかったそうです。まあ現場の先生達の努力もあるのでしょうが、余暇を利用した学習産業が儲けに応じた学力を子供達に提供したと言う面もあるんじゃないか、と私などは思うのですが、それはそれとして、まずは胸をなで下ろしたと言うところでしょう。ただ、国語の記述式の正答率が際だって低いと言うのが気になるところではあります。古来より、文章に上達するには、良い文章をとにかくたくさん読み、自分でたくさん書き、そしてそれを人に見てもらったりしながら推敲して磨いていく、という以外に方法はありません。従って、学校教育でもとにかく読ませて、書かせるのが肝要でしょう。何といっても文章は他人に意志を伝えるための道具なのですから、その使いこなし方は何を置いてもまず学校で教えるべきものだと私は思うのです。文章には向き不向きが確かにあるようですが、得意な人にはその才能を伸ばすように、また苦手な人には、例えば学術論文のように客観的でそつのないかわりに面白みもないと言うか、そんなもの必要とされていないような文章の書き方を指導してやればいいんじゃないでしょうか。算数・数学や理科は極めて重要ですし、社会だって大事ですが、文章を正確に読めなければ、それらの知識を体系だって学ぶことはできません。まず文章ありき。週休二日制を廃止してでも、国語の時間の充実を図るべきではないでしょうか。
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