今日やっとこの10日ばかりかかりきりになっていた仕事が一段落つきました。もう毎日毎日、関係機関への根回しで走り回り、膨大な文書を作成して、メールを打ちまくる、という24時間臨戦態勢なお仕事三昧でした。でもそんな生活もようやく終わり、明日からは通常業務に移行できます。しばらくしたらこの10日あまりの活動の結果が返ってきて、また戦いの日々がスタートすることでしょうが、とりあえずは一息ついて、やりたいことができる時間を工面できるようになることでしょう。この週末は久々に息抜きできそうです。
さて、アフリカの熱帯魚は、右利きの魚が左利きの魚を好み、つがいになるケースが多いのだそうです、というニュース記事を見て、魚にも利き腕のようなものがあるのか、と驚いたのですが、もう一つ疑問に感じたのは、ヒトの場合と違って魚の右利き、左利きは、つがいにできる位数が揃っているのか? という点でした。ヒトの場合は、私のような左利きは明らかに少なく、世間は普通に右利きのために作られているのですが、どうやらこの魚、ペリソダスの世界では、右と左が平等な立場であるようです。
ペリソダスは、よその魚を口で突いて攻撃するそうですが、そのとき、口が左右いずれかに曲がるのだそうです。このとき、右側の筋肉や骨が発達していると左に曲がるとのことで、これを「右利き」としたのだとか。どうも左に曲がるなら左利きのような気がするのですが、この記事が誤植でないとするならまあ専門家の決めたことなので納得するしかないとして、この魚をつがいで24組採集して調べてみたら、21組が左右利き口(?)の違う組み合わせであったという結果だったとのこと。調べたのは京都大学の研究グループなのですが、この魚がいるのは、タンガニーカ湖というアフリカ中南部、赤道から600キロほど南、キリマンジャロ山の西およそ千キロばかりの内陸にある大きな湖ですから、研究員の皆さんは、わざわざ京都からこの湖まで調べに行ったのでしょうか。もしそうだとしたら、誰の役に立つとも判らない、いえ、多分経済的利益とは程遠い、ヒトによっては道楽にしか見えないような仕事かもしれませんが、それだけに私などは強い憧憬を覚えます。面白くて楽しくて好奇心を刺激してくれるならそれでいいじゃないか、やっぱり科学というのはこうでなくっちゃ! と思うのですよねぇ。つい今日のさっきまで、いかにお金を引っ張ってくるか、という仕事に明け暮れた身といたしましては。それとも、凡庸な私などには理解できない深慮遠謀壮大無比な利益が、この研究の成果につながっていたりするんでしょうか? それならそれでうらやましいを通り越して畏怖すら覚えるのですが、どちらかというと、「役になんか何にも立ちません」といってもらいたいような・・・。
さて、アフリカの熱帯魚は、右利きの魚が左利きの魚を好み、つがいになるケースが多いのだそうです、というニュース記事を見て、魚にも利き腕のようなものがあるのか、と驚いたのですが、もう一つ疑問に感じたのは、ヒトの場合と違って魚の右利き、左利きは、つがいにできる位数が揃っているのか? という点でした。ヒトの場合は、私のような左利きは明らかに少なく、世間は普通に右利きのために作られているのですが、どうやらこの魚、ペリソダスの世界では、右と左が平等な立場であるようです。
ペリソダスは、よその魚を口で突いて攻撃するそうですが、そのとき、口が左右いずれかに曲がるのだそうです。このとき、右側の筋肉や骨が発達していると左に曲がるとのことで、これを「右利き」としたのだとか。どうも左に曲がるなら左利きのような気がするのですが、この記事が誤植でないとするならまあ専門家の決めたことなので納得するしかないとして、この魚をつがいで24組採集して調べてみたら、21組が左右利き口(?)の違う組み合わせであったという結果だったとのこと。調べたのは京都大学の研究グループなのですが、この魚がいるのは、タンガニーカ湖というアフリカ中南部、赤道から600キロほど南、キリマンジャロ山の西およそ千キロばかりの内陸にある大きな湖ですから、研究員の皆さんは、わざわざ京都からこの湖まで調べに行ったのでしょうか。もしそうだとしたら、誰の役に立つとも判らない、いえ、多分経済的利益とは程遠い、ヒトによっては道楽にしか見えないような仕事かもしれませんが、それだけに私などは強い憧憬を覚えます。面白くて楽しくて好奇心を刺激してくれるならそれでいいじゃないか、やっぱり科学というのはこうでなくっちゃ! と思うのですよねぇ。つい今日のさっきまで、いかにお金を引っ張ってくるか、という仕事に明け暮れた身といたしましては。それとも、凡庸な私などには理解できない深慮遠謀壮大無比な利益が、この研究の成果につながっていたりするんでしょうか? それならそれでうらやましいを通り越して畏怖すら覚えるのですが、どちらかというと、「役になんか何にも立ちません」といってもらいたいような・・・。
