かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

アキバの惨劇が妙な連鎖反応を起こしたりしなければよいのですが・・・

2008-06-08 21:20:24 | Weblog
 なんだかえらい事件が起こりましたね。秋葉原連続殺人事件、なんて言ってしまうと、まるで何かの番組みたいになってしまいますが、現実に起こった内容について、とりあえず報道でわかる範囲でみてみると、もうまさしく信じがたいことが起こった、と唖然とさせられるばかりです。この信じがたさは、阪神・淡路大震災で倒壊した高速道路の高架の映像を見たときに匹敵する非現実感でしょう。まずは亡くなった方のご冥福と怪我をされた方の早期回復を祈念申し上げつつ、関東方面の友人知人の方々の無事を祈らないではいられないです。
 それにしても、地元ではなく、わざわざ静岡からレンタカーで乗りつけての犯行。昨今、秋葉原が何かと話題になっていましたから、そういう目立つところでやりたかったのでしょうか。あるいは過去秋葉原で何か感じるところがあったりしたんでしょうか。動機等が明らかになるのはまだ随分後になろうかとは思いますが、秋葉原という場所柄を踏まえて、またぞろオタク文化と異常犯罪を結びつけるような報道がされないか、今から心配です。さらに、コミケなど身動きすら取れなくなるほどヒトの密集するところでこの種の事件が発生したらどんな惨事になるか。想像するだに恐ろしい話ではありますが、現実問題として、入り口で空港並みにチェックするくらいのことをやらないと、防ぐのは困難でしょう。あとはこういった危ない輩の目に留まらない様に、コミケもなるべく慎ましやかにマスコミに取り上げられないようになればいいんでしょうが、それもまた無理がある話で、現段階では、そんな事件がおきないよう、ただ祈るしか策はなさそうです。
 しかし、すでに何度か書いていますが、私も10代末から20代初めごろにかけては、繁華街で、でかいかなづちを振り回して一人一人ぶん殴っていったら愉快かも、などと想像するくらいはしておりました。でも、実行する気などもちろんありませんでしたし、その後も破滅的な衝動とも無縁に極平穏な日常を送り、今に至っています。でも、この犯人はそれを実行してしまったというわけで、その差はどのあたりにあるのだろう、と、この種の異常犯罪を見るたびに思います。実行するのも想像するのもそれほど差がない、ということなのか、やはり明確に一線を引ける何かハードルのようなものがあるのか、それが個人的資質の問題なのか、教育や社会背景などの問題なのか、個人的資質としたら、それは心などのソフトの問題なのか、脳や遺伝子に関連するハードの問題なのか。それらが明らかになる日が将来果たしてあるんでしょうか。私はこれまでかなり楽観的に考えておりましたが、最近少し悲観的な感じがしないでもありません。

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