かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

念じるだけで自由自在に動くとなると、ほとんど超能力と変わりませんね。

2011-11-04 21:04:23 | Weblog
 昨日はあまり見たくない夢を見ましたが、今朝もあんまり心臓によくなさそうな夢を見ました。家人を助手席に乗せ、いつもの軽自動車を運転しているのですが、止まることができないでいる、という夢です。歩くほどのスピードまでは落ちるのですが、その後いくらブレーキを踏み込んでものろのろと動いて止まろうとしません。道路脇に誘導してサイドを引いても駄目で、最後の手段に縁石にぶつけるしか無いか、と思いつつも、停止すべく努力している、という状態でした。踏めば止まるはずのブレーキを踏んで、ぬりゅっと車が止まらずに動くというのはなかなかの恐怖で、現実世界では絶対に遭遇したくないシーンですが、一度だけ、半分雪道で車速を十分に落とし、ブレーキを試しに踏んでみた時のことをちょっと思い出しました。コワイくらいすうっと車が滑っていったのを覚えていますが、あの時は一応相応の予想をしてブレーキを踏みましたので、さほど慌てることもありませんでした。でも、夢の中では原因不明なままですから、よくパニックにならなかったものです。それが夢の夢たる所以なのかも知れません。

 さて、先日のニュースで、阪大の研究グループが、脳波からその人の考えている意図を読み取って、90%以上の確率で意図通りにロボットアームを動かすという実験に成功したとの話を見ました。対象は難治性てんかんなどの治療で脳に電極を埋めた12人の患者さんだそうで、手や腕を動かす際の脳波の特徴をコンピューターに記憶させた上で、実地に行ったのだそうです。
 12人の中には半身不全まひの患者も腕が全く動かない人もいたそうですが、およそ6割の確率で、手で持ち上げたりするかなり細かい動作も行うことに成功したとのことでした。
 考えるだけで物を動かすことができるなんてまるで超能力ですが、今やそれが科学技術で実現可能なところまで来ているのですね。まだまだ精度は荒い感じですが、研究が進めばそれこそ考えるだけ、あるいはそうと意識しないでも、ロボットの腕がまるで身体そのもののように自由自在に動くようになる時がいずれ実現することでしょう。身体が不自由な人はもちろんのこと、重機とか扱う上でも実際に乗って操縦するのではなく、遠隔で思う通りにパワーシャベルなどが動けば、例えば今問題になっている台風12号被害で生じた土砂ダムの工事や福島原発事故の処理なども、安全に作業できるようになるはずです。
 そういえばロボットアニメでは、操縦者の極僅かな動作でかなり複雑な動きをロボットがしますが、脳波で動かせるようになるのならああいった描写も実はあながち間違いではない、という風になるのかも知れませんね。

コメント
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