今日は11月11日、今朝職場で読んだ新聞で、2011年11月11日の記念切符が各私鉄で販売される、という記事を見て、ほう、それはいつだろう、としばらくたってからあ、今日だった、と気づきました。最近日が過ぎるのが速く感じられて、そのせいか、今日が何日だったのかつい忘れてしまうことがままあります。それはともかく、今日の11時11分11秒に大地震が?! とか昨日のうろこ雲が地震雲か?! なんていう話をネットでチラチラ見ましたけれど、11年11月11日といった所で、ヒトが勝手に決めた区切りで日を刻んでいったらそういうゾロ目の日があったというだけのことで、和暦で言えば71年ですし、旧暦なら10月16日だったりしますから、数字が並んだからといって何か神秘的なことのように取り沙汰するのはどうかと思います。もっとも、そのような特別なことが起こるかも? 的な話は、そんなことは起こりっこないと十分承知の上でフィクションを楽しむ一種のお祭り騒ぎのようなものだとも思いますから、いちいち目くじらたてて四角四面に話をするのもまた大人げないことだとは思います。
さて、野田総理大臣殿が、TPPの交渉参加に向けて関係国との協議に入ることを表明された由ですが、交渉参加に向けて協議に入る、というのと交渉参加するというのとは一体どう違いがあるのか、私には今一つ判りませんでした。まさに日本語の妙というべきなのか、賛成派、反対派どっちからも都合よく解釈が可能な微妙な言葉遣いで、これで明日からのAPECに参加して、各国の了解が取り付けられるのかどうか、なんとも不思議な感じがします。どうも政府は知らしむべからず、で情報を出さないように出さないように、と腐心しているかのようにも見えますし、国会内の反対派は反対派で、そのほとんどが次の選挙を睨んであからさまな票確保を狙っているようにしか見えなかったりしますし、どうもどちらの方を聞いても信を置くには足りません。政治不信もここに極まれり、という感もなきにしもあらずですが、とにかくAPECで協議に入れば、積極推進側にグイと舵が切られることになるでしょうし、野党側だって一枚岩ではないようですから、これから政治は更に混沌とした状態に変化していくのかもしれません。
でも、何よりどうして政府やお役所が情報を出し惜しみしているのか理解に苦しみます。明治時代の日比谷焼き討ちでは、ロシア側に日本がギリギリ限界だったことを悟らせないために、国民に対して正しい情報を出さなかったため、戦後交渉での結果に庶民の不満が爆発したという事情があったそうです。でも今回の場合、日本の国論が2分して混乱しているのは世界からよく見えていそうなものですし、長所短所をきっちり議論できるように国民に持ってる情報を全部さらけ出した方が結局は話も早くそれなりの所に収束していくんじゃないかと思うのですが、いつまでたっても知らしむべからずで行こうとする辺り、そういう点では全く進歩らしい進歩が無く100年前と何ら変わらない、というよりも隠す事情があまり無いと思える分、かえって退化しているかのような現況には、本当になぜ? と言いたくもなります。
でも、TPPがどうなろうと、一つ農業の先行きだけは本気で考えていただきたいですね。仮にTPPに参加せず、関税が守られたとしても、今の日本の農業には未来なんてほとんど見えないのですから。
さて、野田総理大臣殿が、TPPの交渉参加に向けて関係国との協議に入ることを表明された由ですが、交渉参加に向けて協議に入る、というのと交渉参加するというのとは一体どう違いがあるのか、私には今一つ判りませんでした。まさに日本語の妙というべきなのか、賛成派、反対派どっちからも都合よく解釈が可能な微妙な言葉遣いで、これで明日からのAPECに参加して、各国の了解が取り付けられるのかどうか、なんとも不思議な感じがします。どうも政府は知らしむべからず、で情報を出さないように出さないように、と腐心しているかのようにも見えますし、国会内の反対派は反対派で、そのほとんどが次の選挙を睨んであからさまな票確保を狙っているようにしか見えなかったりしますし、どうもどちらの方を聞いても信を置くには足りません。政治不信もここに極まれり、という感もなきにしもあらずですが、とにかくAPECで協議に入れば、積極推進側にグイと舵が切られることになるでしょうし、野党側だって一枚岩ではないようですから、これから政治は更に混沌とした状態に変化していくのかもしれません。
でも、何よりどうして政府やお役所が情報を出し惜しみしているのか理解に苦しみます。明治時代の日比谷焼き討ちでは、ロシア側に日本がギリギリ限界だったことを悟らせないために、国民に対して正しい情報を出さなかったため、戦後交渉での結果に庶民の不満が爆発したという事情があったそうです。でも今回の場合、日本の国論が2分して混乱しているのは世界からよく見えていそうなものですし、長所短所をきっちり議論できるように国民に持ってる情報を全部さらけ出した方が結局は話も早くそれなりの所に収束していくんじゃないかと思うのですが、いつまでたっても知らしむべからずで行こうとする辺り、そういう点では全く進歩らしい進歩が無く100年前と何ら変わらない、というよりも隠す事情があまり無いと思える分、かえって退化しているかのような現況には、本当になぜ? と言いたくもなります。
でも、TPPがどうなろうと、一つ農業の先行きだけは本気で考えていただきたいですね。仮にTPPに参加せず、関税が守られたとしても、今の日本の農業には未来なんてほとんど見えないのですから。