高速増殖炉もんじゅについて、国会における事業仕分けで中止を含む抜本的見直しを求める、という方向で話がまとまったそうです。政府も、勧告が出れば尊重する、ということだそうですし、この分だと動いた分だけ燃料が増える「高速増殖炉」の夢も、ついに終焉の時を迎える事になりそうです。個人的には、資源小国である我が国においては増殖炉そのものは開発に当たるだけの一定の価値が認められる、と思うのですが、もんじゅ自体はもうずいぶん古い装置になりますし、ナトリウム冷却というあまりに実現が厳しすぎるように感じられるそもそもの設計にも、「なんでそんな装置にしたの?」と素人ながら疑問がありましたし、そのせいもあってトラブル続きで結局まともに動いたことがない、という有様では、廃止もやむを得ないでしょう。なんにもしなくても保全管理だけで数十億単位でお金が飛んでいくトンデモない金食い虫だったそうですし、それだけのお金があったならもっと他の実現が有望視される技術に投資したほうが良い、という判断をしたのだとすれば、それは容易に納得できます。新しい技術がモノになるかどうかはやってみないと分からないところもありますので、これまでつぎ込んだお金や労力は、どうもこれはモノにならない、と見極めをつけるために必要だった経費、ということで納得できますが、モノになりそうにない、と判断されたなら一刻も早く速やかに片付けるべきです。
ただ、もし勧告が出てもんじゅの廃炉が実現したとして、実際に廃炉にまで持って行くにはまだまだ大変な作業と長大な時間が必要とされるのでしょう。それにかかるコストもまた膨大なはずで、中止するなら一刻も早く決断したほうが良いと思います。
しかし、高速増殖炉の夢が敗れた後、我が国の未来を支える夢のエネルギーは一体何になるのでしょう。やっぱり本命は核融合だと思うのですが、私が生きているうちに核融合炉が実用段階までたどり着くことがあるのでしょうか? なんだか最近飛躍的に成果が上がって、実用化が現実味を帯びてきた、というようなニュースを読んだ気がしたのですが、もしそれが近いうちに実現するのなら、どんな世界が見えてくるのか、非常に楽しみです。リニアモーターカーも着工が現実になりつつありますし、宇宙に行くことも車が空をとぶことも残念ながらないにしても、子供の頃に期待していた21世紀に近い世界が、現れて来そうです。

ただ、もし勧告が出てもんじゅの廃炉が実現したとして、実際に廃炉にまで持って行くにはまだまだ大変な作業と長大な時間が必要とされるのでしょう。それにかかるコストもまた膨大なはずで、中止するなら一刻も早く決断したほうが良いと思います。
しかし、高速増殖炉の夢が敗れた後、我が国の未来を支える夢のエネルギーは一体何になるのでしょう。やっぱり本命は核融合だと思うのですが、私が生きているうちに核融合炉が実用段階までたどり着くことがあるのでしょうか? なんだか最近飛躍的に成果が上がって、実用化が現実味を帯びてきた、というようなニュースを読んだ気がしたのですが、もしそれが近いうちに実現するのなら、どんな世界が見えてくるのか、非常に楽しみです。リニアモーターカーも着工が現実になりつつありますし、宇宙に行くことも車が空をとぶことも残念ながらないにしても、子供の頃に期待していた21世紀に近い世界が、現れて来そうです。
