かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

同世代が100億以上ものお金を賭け事に消費するなんて、あまりと言えばあんまりな。

2011-11-21 22:23:23 | Weblog
 朝も結構寒かったですが、夜になってからの冷え込みはもう段違いに強烈な冷たさでした。アメダスによると、18時にはまだ9.4℃あった気温が20時にはいきなり3.8℃、更に22時には3.1℃、21時27分には2.3℃を記録するこの秋一番の冷え込みを記録しましたから、身震いするような寒さも頷けるというものです。この分ですと明日朝は盛大に霜が降りるでしょうね。今朝でも目が覚めてから布団から這い出すのに随分苦労したものですが、果たして明日はちゃんと遅れずに起きて着替えて食事して出かけられるかどうか。

 さて、明日のことは明日悩むことにして、今日一番驚いたニュースを記録しておきましょう。大王製紙前会長がなんと約106億円もの巨額借り入れで会社に損害を与え、同社から特別背任容疑で東京地検特捜部に告発された、というニュースです。その全額が、ラスベガスやマカオ、シンガポールなどのカジノ関連会社の口座に振り込まれていたことから、会社から借りたお金でこれらカジノで文字通り豪遊して散財してみせたという、なんとも信じがたいお話でした。しかも、その前会長さんの年齢が47歳!
 てっきり大王製紙という大企業の会長職に付いていた人物ですから、相応の年を取った、要するにご老体なのではないか、と勝手に想像していたのですが、年齢を知って驚きを更に深めました。なんとまあ同世代の人物だったとは。大企業とは言え、同族企業の御曹司として好き勝手やり放題な立場にあったとは言え、いい年をした働き盛りが椀飯振舞で会社のお金を蕩尽したとは、なんとも言えない味の悪さを覚えます。いや、お年寄りだったら良かった、というわけではもちろん無いのですが、賭け事など宝くじの他は無縁で、月々のお小遣いでみみっちく暮らしている私と同じ世代の人がこんな野放図な事をしでかしていることに、なんとも言えない不愉快さと一種の可笑しみを覚えるのです。
 多分おそらくは自分と引き比べてしまい、内心忸怩たるものが湧き上がるのを抑えられないということなのでしょう。自分なら106億あったら何に使うだろうか、なんて夢想したり、というのもちょっと金額の桁が大きすぎて想像すら出来かねるんですから、致し方ありません。せめて1億か2億くらいならまだ想像できなくもないですし、もしそれだけ自由になるお金があったとしたら、使い道も即決まって多分足らなくなる位には使えることでしょうが、桁がそれより2つも上になると何に使ったらいいものやら、本当に想像できかねるのです。
 ところでこの話、ひょっとしてひょっとしたら調べの結果、結構な額が実はアフリカの子供たちのために寄付されていた、とか、東日本大震災の復興支援に拠出されていた、というようなとりあえず美談が湧いて来たりしないのでしょうか? だからと言って許されることでもないでしょうけれど、そんな偽善めいた罪滅しは一切なしにひたすら快楽を追求したとしたならば、弾劾して厳罰を食らわせるついでに、一言くらい『あっぱれ!』と言ってあげたいような気も致します。

コメント
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