かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

今時はそうでもないのかもしれませんが、大学は『教育』機関ではないと私は思うのです。

2013-04-09 20:30:06 | Weblog
 昨日に引き続き、今日も良い天気でしたが、ほぼ同じように花粉の少ない日になりました。環境省の花粉観測システムのサイトでこの1周間の飛散状況をみてみると、明らかにここ数日で花粉量が漸減傾向を示しているのが見て取れます。更にここ3ヶ月間の状況を出すと去年と一昨年のデータも同じグラフ上に出てくるのですが、それで見ると昨年よりざっと10日から2週間ばかり前倒しで推移しており、そろそろ終息しつつあると期待もされるのです。願わくば、本当にこのまま終息して貰いたいですが、しばらくは警戒を解かずに様子を伺うしかありませんね。

 さて、神戸大学文学部の男子学生が、USJで迷惑行為を散々働き、それをツイッターに投稿して自慢するなどした末、USJから出入り禁止、神戸大学からは副学長から遺憾の意の表明と学生へのマナーの徹底を約束するコメントを出されたのだそうです。迷惑行為は、ボートを転覆させたりアトラクションの乗り物で身体を固定する安全バーをわざと不完全にセットして、動き出してから乗り物で後ろ向きになるなどして運行を止めたり、USJとは全く関係ないことで腕を骨折したのを、アトラクションから身を乗り出した時に怪我をし、アトラクションを終日休止させた、などと創作してツイッターに投稿したりしていたのだそうです。大学には3月末に苦情が入り、件の学生に聞き取りした所、「人と違うことをしたかった」とこれを認める発言をしたとのことでした。
 まあこういう幼稚な阿呆はいつの時代にも現れて人様に迷惑をかけるもので、自分もかつては多分にそのケがありましたからそれをとやかく言ったりする気は無いのですが、学内での出来事ならいざしらず、学外の私生活に関することで大学に向けて苦情が伝えられたり、それについて大学側が聞き取りしたり教授会を開いて対応を協議したりする、というのは、なんだか時代を感じてしまいます。自分の学生時代を顧みると、自由こそが大学生のいわば特権であり、それに伴う様々な責任は、なべて学生本人にあるのであって大学には基本関係が無いものだったように感じるのです。ひょっとしたらあの時代でも担当の先生方は我々学生がお気楽にバカやっている裏で東奔西走されていたのかもしれませんが、コッチが呼び出しを食らったりするようなことはついぞありませんでした。今でも時々お会いする恩師の先生に話を伺う限りでも、そこまで学生の私生活に立ち入ったようなことは、当時はなかったように思われます。
 まあ何にせよ、そんなことで手を煩わされる今の大学教員はかわいそうなものです。小中高の教員と違って、大学の教員は研究者として頭角を現したヒト達ですから、それ用の専門教育を受けている人なんてほとんどいないと思いますし、ただでさえ雑事で忙殺されているのに、学生の愚行など警察などの社会システムにまかせておけばいいんじゃないか、と私などは思います。


 
コメント
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