かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

知識がなくても夢を抱けるのは、魔法に対するワクワク感みたいなものが有るんでしょうか?

2014-02-16 21:24:10 | Weblog
 2月も半分を過ぎて、もう2週間足らずで3月になる所まで来ましたが、春はまだ少々遠いようで、今週も半ばにまた雪の予報が出ています。今度は東日本中心のようですが、ちょっとした事で雪の降る範囲は変化しそうなので、安心もしていられません。関東のあんな雪の災害を観てしまうと、少なくとも寒波がもうこないとはっきりするまでは、油断できそうにありません。

 さて、アメリカ人は4人に1人、地球が太陽の周りを回っていることを知らず、半分は原始的な生物から進化したことを知らない、という結果が、科学知識を問うアンケートで出たのだそうです。進化論については、そもそもそれを信じていないキリスト教信者が結構居て、その数は1/3にも上る、といいますから、進化自体をよく判ってないヒトがそれなりにあるだろうことは想像できますが、地球が公転している事を知らない人がそんなにも多いというのはちょっと驚きです。どんな設問でどんな人達に問いかけたのか、もう少し詳しく知りたくなりますが、それはさておき、我が国で同じような質問をしたら結果はどう出るでしょうね? 江戸時代から教育熱盛んで識字率が世界トップレベルだった我が国の風土からして、さすがに公転を知らない人はそうそう居ないと信じたいところです。
 ただ、アメリカ人らしいのは、知識はともかくとして、回答者の1/3は科学分野への政府の支出を増額すべきだとの考えており、更に9割の人が「科学がもたらす恩恵は科学による危険を上回る」、「医学的発見に関心を持っている」と答えたところでしょう。原発不信や遺伝子組み換え、食品添加物や農薬等への反応を見る限り、我が国で同じ問をするとそれぞれもっと数字は低くなるんじゃないか、と言う気がします。これは、アメリカ人が知識が不足しているくせに妙に楽観的すぎるのかもしれませんし、日本人が悲観的に過ぎるのかもしれません(あくまで憶測に過ぎませんが)。でも、我が国の公害がここ40年ばかりでほぼ解消したのは触媒技術や省エネ技術などの成果ですし、それを考えても、科学の発展で生まれた弊害はそれを凌駕する科学力で解決するよりなかろう、と私などは思います。科学に対する予算も、十分な科学知識と健全で楽しい未来予測を基にしっかりと付けていただきたい、と我が国政府には期待したいです。

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