かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

脳の記憶力を増強するインプラントの研究がアメリカで進められているそうです(羨ましい)。

2018-01-02 21:32:40 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は2.9℃、最高気温は10.2℃、五條市アメダスの朝の最低気温は3.4℃、最高気温は9.2℃でした。今日も昨日に続き穏やかな冬晴れの上天気でした。明日は実家に年始参りに行こうと考えているので、天気も続けてそうであって欲しいものですが、残念ながら昨日今日よりは天気は下り坂、寒々しい一日になるやもしれません。

 さて、アメリカで、脳の記憶を増強する埋め込み装置の開発が進められているそうです。アメリカ・ロサンゼルスにある南カリフォルニア大学で神経工学を研究するグループが、微弱な電流を流すインプラントを脳に埋め込み、記憶増強を試みました。マウスやサルでは効果が認められ、このほど、ヒトの大脳でも、20名の被験者で実験が行われたそうです。効果のほどは30%ほど記憶力が向上するとの結果が得られたとのことですが、このインプラントはSFにあるような補助記憶のためのメモリーチップとかではなく、単に電流刺激を出すだけのものです。
 研究者によると、一時的な短時間記憶から長時間保持できる長期記憶へと移行させるのに重要な働きをしている器官「海馬」が発する特定パターンの電流を模倣することで、成果が得られたそうです。つまり、この特定パターンの電流こそが、短期記憶を長期記憶に書き換えるスイッチの役目を果たしているのではないか、というのが研究者の主張でした。これが事実であり、安全性などについても十分確保されるものなら、私など早く自分に埋め込みたくてワクワク致しますが、実際にこのインプラントが一般に普及するには、アメリカであっても色々ハードルがあるでしょうし、特に我が国においてはまず受け入れられないのではなかろうかと思います。中国あたりならあっさりヒト試験を重ねて実用化してしまいそうですが。
 この研究に限らず、ヒトの可能性を押し広げる学問領域を、Human Augmentation、人間拡張学と呼ぶそうです。21世紀初頭でこんな概念ができてそのための研究が種々なされているのを観ていますと、2199年のヤマトの時代とか22世紀のスタートレックの時代とかの人類は、余程変わったギミック満載の生物になって、寿命とかも著しく伸びていたりするんじゃないか、と想像いたします。



コメント (1)
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