かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

大正天皇直筆の絵が発見されたのだそうです。

2018-01-30 19:38:14 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は−2.7℃、最高気温は5.7℃、五條市アメダスの最低気温はー1.6℃(1:23)朝の最低気温は−0.9℃、最高気温は5.7℃でした。今日も朝からよく晴れましたが、風がほとんど無く、放射冷却でも起きたのか機能よりも格段に冷え込みました。夢では特に寒いというイメージはなかったんですが、明け方目が覚めたのは寒さのせいでしょうね。冷え込んだ時用にと枕元においてあった毛布を掛け布団に重ねて二度寝しましたから。

 さて、大正天皇直筆の絵が発見されたとのことです。東京都内にある、侍従武官として仕えていた四竈(しかま)孝輔の子孫の家から見つかったそうです。大きさは、縦27・5センチ、横39・5センチ、大体A3くらいの半紙で、墨を使って、伸びやかな筆致で細長い葉の植物が闊達に描かれ、これも細い花弁の花が、2輪描きこまれています。葉を見るとオリヅルランかスイセンのようですし、花を見るとタマスダレみたいな感じに見えます。いずれにせよ、独特の間合いで半紙いっぱいの空間が植物で支えられているかのような、ダイナミックな構図が印象的でした。
 大正天皇というと、明治帝と裕仁天皇という多くのエピソードを残された方々の間に挟まれ、病弱で在位期間が短いこともあってかあんまり印象に残らない方ですが、芸術には堪能であらせられたのではないでしょうか。
 しかし、それにしてもわずか100年足らずのことで、しかも天皇陛下という、様々な記録がある意味一番残っていると言っても良い「個人」のことで、未だにこうして新たなモノが発掘され、その在りし日の側面が浮き彫りになることがあるというのも面白いですね。
 もしどこかで公開展示でもされるのでしたら、ぜひ一度直接目にしてみたいものです。



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