かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

風車の無い風力発電、という突拍子もないものがスペインで生まれたそうです。

2018-05-20 20:30:28 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は12.2℃、最高気温は23.2℃、五條市アメダスの最低気温は9.7℃、最高気温は22.7℃でした。
 朝はもう少し下がるかと思いましたが、適当なところでブレーキが掛かり、南北とも10℃割れ、ということにはなりませんでした。また昼間はよく晴れてそこそこ気温が上がりましたから、寒いということはありませんでした。明日明後日も晴れの天気が続くそうです。あまり暑くなるのは叶いませんが、5月も2/3過ぎますことですし、そこそこ気温も上がってくれないと、身体が慣れないまま夏になるのだけは勘弁して欲しいです。

 さて、スペインで新しい風力発電システムが開発された、というニュースを見ました。風力発電と言うと、バカでかい風車が山の稜線に沿って立ち並んでいたりする光景が思い浮かびますが、あれはあれで鳥が衝突したり不快な低周波が発生したり、台風などで装置が胡椒したりと色々厄介な問題が多々あるようです。しかし、このスペイン発の羽根のない「ブレードレス」方式は、それらの欠点を補ってあまりある画期的な方法として、注目を集めるそうです。

 その装置の姿は、荒野に立ち並ぶ細長い白い棒です。
 発電原理は、草が風で揺れるように、その棒の上部が揺れることで発生する振動を下部の発電装置で捉えて電気を作り出すものだそうです。単体の発電効率は風車式に比べ大分落ちますが、回転する羽根がないぶん狭い面積にたくさん建てることができ、単位面積当りなら従来より60%も多く電気を生み出すことができるとのことです。騒音が少なく鳥に悪影響を及ぼさず強風にもそこそこ強いとのことで、なるほど画期的な装置には違いない、と感心しました。
 素人目には、振動を捉え電気に変える装置の要の部分の強度が果たしてどれだけあり、耐久年数はどれ位あるのか、が気になりますが、こういう中々思いつかない発想で物を作り、実際に動かしてみた人たちのことは、素直に尊敬したいです。国土の狭い我が国こそ、こういったシステムの導入なり新しい発明なりに力を注ぐべきですね。



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