かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ほんのちょっとした勘違いですんなり行くはずが妙な劇的展開に発展させるとは、なにか「持っている」かもしれませんね。

2018-05-05 19:54:20 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は12.1℃、最高気温は23.6℃、五條市アメダスの最低気温は4.4℃、最高気温は23.8℃でした。端午の節句の今日は、朝から穏やかに晴れた良い天気の一日でした。朝はこの時期としては強すぎるほど冷え込みましたが、昼間は十分気温も上がり、過ごしやすい日になったと思います。

 さて、先日広島市で逮捕された、松山刑務所の脱走犯平尾容疑者は、2週間に渡り向島で潜伏していましたが、そもそも何故向島にいたのかが、判明したようです。盗んだ車で瀬戸内しまなみ海道を通過して本州に渡ろうとして、本州まであとほんの少しという手前の向島で、既に本州に入ったと勘違いして高速道を降りてしまい、海岸線まで出て初めて自分が島に降りてしまったことに気づいたとのことでした。その後は警察の検問などで身動きが取れなくなったのでしょうが、対岸まで海の幅はわずかに200m、結局泳いで渡ったものの、もし最初から間違えずにきっちり本州まで渡りきった上で都会のどこかに紛れ込んでしまっていたら、ひょっとしたら捕まえることはできなかったかもしれません。本人も「大きな街に逃げたかったので、とりあえず広島に行った」と供述しているそうですから、そのとおりに行動されていたら、ひょっとしたら迷宮入りもあり得たんじゃないでしょうか?
 個人的には、どうしてそんな手前の島のような逃げ場のないところで潜伏していたのか不思議でなりませんでしたが、その原因がただの「勘違い」だったとは、まったく運命の不思議さを感じずにはいられません。まあ警察に追われての脱出行は精神的に極限状態に追い込まれていたことでしょうし、早く都市に紛れたいと焦る気持ちが、そのようなミスを呼び込んでしまったのでしょう。犯罪者を取り逃がすこと無く確保できたことは祝着だと思いますが、これだけミスをした相手を、島という袋小路に一度は追い詰めたのに結局広島市に逃してしまったとは、警察当局の作戦や捜査も反省したほうが良い点が多々あるかもしれませんね。

コメント
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